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雰囲気いいね…大人モテコーデに差がつく「上品な色の取り入れ方」| デキるOLマナー&コーデ術 ♯108

雑誌のファッション・美容コーナーでよく聞く「ニュアンス」。仏語で曖昧さという意味をあらわす言葉ですが、アパレルや美容界においては「ほどよい抜け感・キメすぎない遊び心を大事にする」という意味で使われます。とくにアラサー・アラフォー世代の女性はメリハリの効いた色より曖昧さの残る色合いのほうが相性が良いとされています。そこで今回は大人の女性に似合うニュアンスカラーコーディネイトをご紹介!

そもそもニュアンスカラーって何?

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【デキるOLマナー&コーデ術】vol. 108

「ニュアンスカラーって具体的に何色を指すの?」と思う方も少なくありませんよね。定義が難しいのですが、何色!と決めきれない色あいこそがニュアンスカラーそのもの。例えば青とひと口にいっても薄い青・濃い青、紫っぽい青などさまざまありますが、そのなかでも灰色っぽい青や、白が混じった青など、パッと見でぼやけているような色合いのことをニュアンスカラーといいます。

もちろん、青だけでないほかの全ての色にもそうしたニュアンスカラーが存在し、その色同士を組み合わせたり、コーデのメインに置くことをニュアンスカラーコーデと呼びます。とくにファッションで多く使われるのがキャメル・ブラウン系、ブルー系、ピンク・レッド系のニュアンスカラー。アパレルショップでも最近ではよく見かけるのでお気に入りのニュアンスカラーをぜひ見つけてみてくださいね。

優しさを出すなら、ホワイトを差し色に

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ニュアンスカラーが多くの女性に支持されているのは、その曖昧な色合いが「優しさ」、「柔らかさ」を感じる色だからです。かつては女性らしい色といえば、白やパステルピンクで構成されていましたがニュアンスカラーが登場したことで、コーディネイトの幅がかなり広がりました。

そのいっぽうで、色にメリハリがないものを多用しすぎると、ぼやけた印象になってしまったり、グレイッシュ(灰みがかった色合い)ばかりでまとまっていると、暗くてオバさんっぽいイメージにもなりやすいので気をつけたいところ。必ず全体のどこかには明瞭さのある差し色を入れましょう。

ニュアンスカラーの持つ優しい印象を壊したくない場合、差し色は明るいピュアホワイトを選ぶと良いでしょう。例えばボトムにホワイトのパンツを入れるのでも良いですし、バッグのみにホワイトを入れるだけでも効果があります。そうすることで、ほど良いメリハリを残しつつ優しい印象のコーデに仕上がります。

モダンな印象には、ブラック・チャコールグレーを差し色

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フランス人はニュアンスカラーを使ったコーディネイトがとくにお上手。単純なTシャツにパンツの組み合わせでも色の組み合わせにニュアンスカラーを取り入れて、シンプルなのにオシャレな雰囲気をまとっているのですね。特に多いのが、モダンな印象に仕上げるために、ブラック・チャコールグレーを差し色に用いること。曖昧な色合いのアイテムが適度に引き締められます。

例えば、ダスティピンク(灰色みがかった暗めのピンク)のトップスに、ボトムはチャコールグレーのスキニーパンツを合わせる……など。本来かわいい要素のある色合いに暗めの色を持ってくることで、大人っぽく都会的な印象を出しています。これにならって、モダンな雰囲気を作りたいときは、先ほどと変わってブラックもしくはチャコールグレーといった引き締め感のある色を差し色にすると良いですよ。

曖昧な色は素材で遊ぶのがオシャレ

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ニュアンスカラーコーディネイトに大事なのは、他の色との組み合わせ。差し色ひとつで印象が大きく変わるので、先のように印象づけたい方向性に合わせて、明るい色を持ってくるか暗い色を持ってくるか、決めていきましょう。さらなるプラスαのテクニックとしてオススメするのは、トップスとボトムは異素材で組み合わせること。

トップスが柔らかいコットンシャツなら、ボトムはハリと硬さのあるギャバジンのパンツを選ぶ、さらさら質感のサマーニットには、ボトムはふんわりかわいいチュールスカートを合わせるなど、全く違う素材を使うことで、より繊細なニュアンスカラーのアイテムがオシャレに際立っていきます。ぜひ、百聞は一見にしかず。お店でニュアンスカラーを見つけたら積極的に試着してみてくださいね!

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