5分立てのホイップクリームのような質感です。ねっとり、滑らかでスプーンからとろ~りこぼれ落ちる粘度になります。
できあがった滑らかなフィリングを、先に準備しておいたケーキ型に流し込みます。
天板にお湯をそそぎ、その上に静かに型をのせて湯煎焼きします。180度のオーブンで20分、160度に下げて30分焼きます。
焼き終了後も、そのままオーブンに入れたまま余熱で30分ほど火を通します。この余熱時間に中までじんわり火が通り、しっとりとした食感を実現できますよ。
オーブンから取りだし網の上などで冷まします。粗熱が取れたら型ごと冷蔵庫で半日以上しっかりと冷やしてください。焼きたてはやわらかく崩れやすいので、よくよく冷ますことが大切です。
生地が濃密で、口当たり滑らか、ずっしりと食べごたえのあるチーズケーキになりました。発色よいビタミンカラーで食卓が明るくなりますね♪
作るときのポイント
かぼちゃがパサついてしまっては口当たりが一気に悪くなります。フィリングのかぼちゃは、しっとり・ほくほくに蒸してからミキサーで滑らかなペーストにしてくださいね。
また、チーズケーキを焼くと真ん中だけへこんでしまったなんてことありませんか?低温で湯煎焼きにすることにより、ゆっくりと中心部分まで均一に火が通り凹凸なく焼けますよ。食材本来の味わいを残し非常に滑らかな食感は丁寧な焼き工程にあります。
ミキサーがないときは
基本的に混ぜて焼くだけで作ることができるチーズケーキ。ミキサーがなくてもかぼちゃを滑らかマッシュできれば問題ありません。
上記工程の通り、かぼちゃをレンジでやわらかくしたらボウルに移しマッシャーでよくつぶします。ホクホクのかぼちゃはフォークでもつぶせますよ。丁寧にマッシュできれば、順番に材料を加えて混ぜ合わせるだけです。
裏ごしでプロ風の滑らかさに
かぼちゃのゴロゴロ感を残したケーキも良いですが、やはりチーズケーキは口当たりが大事♪ マッシュしたかぼちゃを裏ごしすると、まるでクリームみたいなプロ級の滑らかさになりますよ。おいしいケーキにするのに、もうひと手間かけてみるのもおすすめです。
かぼちゃチーズケーキのおすすめアレンジ3選
1. ずっしり♪ かぼちゃのベイクドチーズケーキ
シンプルなベイクドチーズケーキです。かぼちゃを加えて季節感UP!粉糖でジャックオーランタンを描けば、それだけでイベント仕様になりますね。こんがり焼けたチーズケーキ、肩に力の入らない素朴な風合いがたまりません。ミキサーがなくても作れる簡単レシピ、お料理初心者さんにもおすすめです。
2. オレオで底♪ 黒×黄色がおしゃれなかぼちゃチーズケーキ
ビスケット生地の底で全体のケーキの印象をガラリと変えることができます。代表的なものがオレオを使ったチーズケーキ。ほんのり苦味のあるチョコとクリームの2層、すべて混ぜて底にすると少し酸味のあるチーズケーキとよく合いますよ。真っ黒な底に黄色のフィリング、コントラストも素敵です♪
3. 炊飯器で簡単! かぼちゃのチーズケーキ
ミキサー調理も十分簡単ですが、もっともっと手軽に作るには炊飯器調理もおすすめです。熱伝導が素晴らしい炊飯器は、スイーツ作りにも使える立派な調理家電。かぼちゃをやわらかくしたら、あとは材料全部入れてスイッチオン!ご飯を炊く手軽さでおいしいスイーツが完成するならリピートしたくなりますね。