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[着飾る恋]脱がされたら脱がし返す!横浜流星が恋に落ちた瞬間

エンタメ

恋愛・婚活コラムニストのやまとなでし子さんが、TBS火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』を毎週考察&展開予想するコラムです。今の日本人の生き方、価値観に一石を投じてくれそうな本作で、真柴くるみ(川口春奈)と藤野駿(横浜流星)が繰り広げる”うちキュン”はどう展開されるのか!?

※このコラムには『着飾る恋には理由があって』エピソード第2話までのネタバレが含まれます。

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(c)TBS

今回も真柴(川口春奈)のいろんなものが脱がされていきましたね。そして、恋の当て馬が姿を現し始めました。

それぞれの感情が絡み合い始めた第2話について語っていきたいと思います。

人生の主役が自分ではなくなってしまっていた真柴

葉山社長(向井理)退任のプレス発表まで、真柴はインスタの更新を一時停止することに。

大好きな社長に認めてもらうため、5年間もの間1日3回更新を続けてきた真柴だが、社長なき今更新する理由は「失踪した社長から連絡が来るのではという淡い期待から」と、その亡霊に取り憑かれたまま。

強制社長ファスティング状態の中、新社長に「インスタやめていいから」と告げられたあの瞬間は胸が痛くなった方も多いのではないでしょうか。頑張っていたものが評価されなくなった瞬間、目の前がぐにゃりと崩れて胸が締めつけられそうになるあの気持ち。

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(c)TBS

真柴も自分の5年間の努力を「やめていい」と軽々しく言われ、自分のアイデンティティを全否定されたかのように立ち尽くしていましたね。

葉山社長のために力を注いできたインスタ。価値の見い出し方を他人の評価に依存していると、その人達がいなくなった瞬間、値打ちは一瞬でなくなり頑張る理由もなくなってしまいます。

つまり、真柴の人生なのに、社長が人生の主役になってしまっていたわけです。

でも本当は、自分の人生なんだから当然自分を主役にしてあげないといけない。

つい人の評価ばかり気にしてしまう人はドキリとさせられたのでは? あなたの人生はあなたを主役にしてあげられていますか?

社長への依存を1つ脱ぎ捨てた真柴

その後、藤野(横浜流星)のおかげで建前を1枚脱ぐことができ、自分の意思でインスタをやっていたことに気づくことができました。更新頻度も自分のペースに変え、彼女自身の人生を1つ取り戻すことができたのです。

そして、背伸びして履いていたヒールも脱ぎ捨て、スニーカーで身軽さも取り戻し、今回は真柴を2枚も脱がした藤野。

でもこのペースでいくと、5話くらいで脱がすものなくなりません? 途中で「脱がしすぎたからちょっと着せるわ」と逆に数枚くらい着せていただかないと、ラスト前に全裸でのぶつかり稽古状態になりそうな……のこったのこった!!

イケメン2人のそれぞれの優しさの形

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(c)TBS

真柴の同居人である藤野と寺井(丸山隆平)。彼らと真柴との間で、彼らの性格を対比するような場面が2カ所あったことに気がづきましたか?

1つ目は、真柴がそれぞれといる時にヒールでつまずき支えられるシーン。

寺井の場合は、真柴が悩んでいる様子を察し「何かあれば話を聞くよ」と寄り添い、一方藤野は「無理してヒールを履くな」と一見ぶっきらぼうに見えながらも、背伸びしないありのままを肯定してくれるといった、それぞれ違った形の優しさが見えました。

頑張っている今の姿を応援してくれる寺井。無理して頑張らなくていいんだと素の状態を好きでいてくれる藤野。あなたはどちら派?

藤野と寺井との共同生活の罠

そして2つ目は、「共同生活の誘惑、甘い罠」と藤野が表現していたキスチャンス。こちらも真柴と藤野、真柴と寺井両方との間で起きていましたね。

寺井とは、掃除の最中にふと2人の顔が接近するものの、お互い驚くようにさっと避けていました。一方藤野とは、冷蔵庫の前でふと目が合うと、どちらからともなく引き寄せられるように自然とキス。

かかる罠とかからない罠。真柴本人は自覚していない潜在意識内での好意が浮き彫りになった瞬間でした。

真柴に好意があるものの、知らず知らずのうちに完全に当て馬状態の寺井。頑張れ寺井。女心に寄り添って甘やかしまくってくれるお前は、女をズブズブにはまり込ませることのできるタイプのいい男だ。結婚してくれ!

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