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手遅れになる前に!夫が単身赴任で生活費が二重に掛かる家庭がやるべき“賢い貯蓄”3つのポイント

家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。気の合うお友達にもなかなか相談しにくい「お金のこと」に悩んでいる人はいませんか? 有料相談に申し込むほどではないけど、ちょっと聞いてみたいお金の疑問に、家計簿・家計管理アドバイザーがお答えいたします。

夫が単身赴任中で2重生活

我が家は、夫が単身赴任中で、水道光熱費、ネット代など生活費が2重にかかっています。
また、一時帰省中のため、レンタル家具代、ポケットwifi2台(通信が上限超えてしまうため)など本帰国であれば必要のないものにもお金がかかっています。
その他子どもの習い事も、再来年からは長男か塾に行く予定もあり、今どのくらい貯めておくべきか、どこを削るべきか、私が働くべきかなど色々と悩んでいますので相談させてください!

今回ご紹介するのは、「夫が単身赴任中で2重生活でお金がかかり、今後の教育費も心配」というお悩みです。

単身赴任や一人暮らしなど、家族が別々に生活することになると、それぞれの生活に必要なお金も2重3重にかかることになりますね。

今回の相談者さんはご主人のみが単身赴任ということですが、過去にお引き受けした家計相談では「夫の単身赴任」と「大学生の子どもの一人暮らし」が重なり3重生活を送ることになったという人もいました。

そのような2重、3重の生活をしながら、将来のための貯蓄も行うというのは、金銭面でも大変なことです。こういう状況でも「家計を上手に管理するにはどうしたらよいのか」を一緒に考えてみましょう。

単身赴任中でも貯まる家計にするには

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www.photo-ac.com

相談者さんのご家庭は、ご主人が単身赴任中。今は一時帰省中のため、一時的な家具のレンタルやWIFIの契約などをされているとのことですから、通常よりもお金がかかってしまう時期が続きますね。

加えて、お子さんの習い事や塾なども検討されているということですから、今後ますますお金のかかる時期が続く見込みがあるということになりますね。

このような家計の場合、まず考えてほしいのは、以下の点です。

1.収入と固定費
2.長期的な家計計画
3.収入の増加

以下、それぞれ詳しく解説していきますね。

一番お金が変動的なのは「教育費」!満足できる家計にするためのポイントは…

1.収入と固定費

一人暮らしや単身赴任など、2重3重の家計であるご家庭は、一般的な家庭よりも固定費がかかります。

家賃や通信費をはじめとした家計の固定費がどれくらいあるのか、まず確認しましょう。

例えば、家賃など毎月支払うことが必要な固定費が30万円必要なら、毎月30万円は収入が入ってもすぐになくなることになります。毎月の給料が50万円なら生活費に使える残りのお金は月20万円です。

これからお子さんの習い事や塾などを検討されるということですが、この残りのお金から食費など必要な生活費を確保し、それでも残るお金が習い事や塾に使えるお金です。

まず習い事や塾の支出を必要な支出として計上してしまうと、固定費の支払いだけで収入を超えてしまう恐れがあります。お子さんがまだ小さいうちに収入以上の支出がある生活を続けると、本当に進学費が必要な時期にお金がないという危険な家計になりやすい傾向がありますので注意しましょう。

2重、3重の生活を送るとしても、まず収入と支出のバランスが取れる範囲で今後の支出の計画は立てなくてはなりません。

2.長期的な家計計画

加えて、相談者さんの家計に必要なのは、長期的な家計計画です。

ご主人の単身赴任はいつまで続くのか、いずれ戻れる可能性はあるのか、お子さんの進学先は公立なのか私立なのか……。できるだけ早期に将来的な家計の計画をたてましょう。

ご主人がいずれ戻れる可能性があるなら、家具はレンタルではなく購入する方が安く済む場合もあり、将来的にも損にはなりません。将来的にも戻れる可能性が低いのであれば、レンタルの方が安上がりです。

また、将来的に戻れる可能性があるなら、お子さんが大きくなったころには2重生活も終わり、今まで2重にかかっていた費用の分だけ節約が可能になり、お子さんの教育費に回すことができるようになるかもしれません。

習い事や塾の費用で一時的に家計が赤字に転落したとしても、ご主人の単身赴任先の費用がかならなくなれば、将来的に家計は改善する可能性もあります。

しかし、ご主人の単身赴任は今後も継続する可能性が高いのであれば、ご主人にかかっている費用が減ることは見込めないため、お子さんにかけられる教育費にも限界があります。

3.収入の増加

相談者さんの家計で一番怖いのは、ご主人の単身赴任の費用が将来的に減る可能性がない状況で、お子さんの教育費をかけすぎてしまうことです。

ご主人の単身赴任の費用を負担しながらお子さんを私立に通わせることになった場合、家計の固定費は長期的に減少することが見込めなくなります。

このような状況になってしまうと、減らすことのできない固定費に生活が圧迫されてしまい節約どころではなくなってしまいます。あとは「収入を増やすことでしか対応できない」というような家計にもなりやすいので注意してください。

お子さんの習い事や塾も収支のバランスを見ながらできる範囲でかけていきたいというご希望なら良いのですが、収入に見合わない教育をどうしても希望したいという場合は、収入を増やす手段も同時に検討しなくてはなりません。

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