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あなたの家の「麦茶」もしかしたら細菌だらけかも…。麦茶を作るときに“やってはいけないこと4つのこと”

少しずつ暑い日が増え、水筒が手放せない日が続いていますね。夏の到来を「麦茶の消費量」で感じるご家庭もあるのでは。大量に消費する麦茶を家で作る場合、実はやらないほうがいいけれどやりがちなことがあるんです。料理家で日本茶アンバサダーの佐々木綾子先生に教えてもらいました。

夏の水分補給の代表、麦茶

夏の水分補給の代表と言えば麦茶ですよね。
ペットボトルで買う人もいるかと思いますが、それより経済的なのはやはり家で作ること。麦茶を家で作る際、やりがちだけれどNGな方法を料理家で日本茶アンバサダーの佐々木綾子先生に伺いました。

煮出す派も水出し派も必見です。あなたも気付かないうちにやってしまっていることがあるかも。

家で麦茶を作るときにNGなこと1:麦茶パックを入れっぱなし

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煮出し派も水出し派もやりがちなのはこれなのでは。

麦茶パックは入れっぱなしにすると麦茶が傷みやすくなります。そもそも麦茶は他のお茶に比べて「傷みやすい」って知っていましたか?

麦茶の原料は、おもに大麦。大麦にはでんぷん質がたくさん含まれています。
このでんぷん質や蛋白質などは、細菌の栄養素にもなってしまうため、傷みやすいと言われているのです。
なかでも麦茶のパックは、でんぷん質が多いため、傷みの原因となるような菌が増えるのを防ぐ意味でも、入れっぱなしは良くないと言われています。

麦茶のパックを取り出す目安は、30分~1時間。水出しの場合は1~2時間が目安です。
抽出完了後も長時間入れておくのは雑味の原因ともなりますので、抽出が終わったら必ず取り出してから保存するようにしましょう。

家で麦茶を作るときにNGなこと2:麦茶を常温で保存

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麦茶は「傷みやすい」とすでに説明しましたが、同じ理由から常温での保存はNGです。
暑い日とはいえ健康のために冷たい麦茶よりも常温がいい……そんなときは冷やしておいた麦茶を温めてください。

ではなぜ、常温での保存がNGかというと、傷みの原因となるような細菌の多くにとって、30~40℃のぬるい温度帯が快適(至適温度として活発になり、増えてしまう原因となる)だからです。

なるべく菌を増やさないようにするには、この「ぬるい」温度帯をいかに素早く通り過ぎるかがポイントになります。
特に夏場は、常温がまさにこの、多くの菌にとって快適な温度となってしまうため、注意が必要というわけです。

家で麦茶を作るときにNGなこと3:ガラス製以外の容器で保存

麦茶の保存にはガラスの容器一択です!

プラスチック保存容器の場合は傷がつきやすく、その傷に汚れや雑菌が付きやすいからです。
一番よくないのは、煮出したヤカンのままにすること。

そもそもヤカンは保存容器ではないので、注ぎ口や隙間から菌が入りやすく、保存には適しません。また、においうつりなど味が落ちる原因になる場合もありますので、粗熱をとったら保存容器に移し替えるようにしましょう。

家で麦茶を作るときにNGなこと4:麦茶のパックをそのまま戸棚に

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麦茶のパックは大容量なことがほとんど。使い切るまでに1か月ほどかかることもしばしばですよね。でもその保存方法、まちがっていませんか。
未使用の麦茶パックの口を閉じないで戸棚にしまっている方は注意です!

麦茶パックは、湿気がつくと保存に悪影響となるほか味も落ちてしまうんです。開封後は高温・多湿の場所を避けて保存します。
具体的には、湿気が入らないような密閉容器に入れて、冷暗所に保存するとGOOD。100円ショップでも麦茶パックの保存容器なども販売されているので、チェックしてみると良いですよ!

麦茶の基本をおつたえしました。これからますます麦茶必須の季節。美味しく安心して飲める麦茶の作り方をぜひ覚えておいてくださいね!

教えてくれたのは:日本茶アンバサダー 佐々木綾子先生

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サステナブル料理家・日本茶アンバサダー。
「チャノキ」からつくられる日本茶の魅力を発信。麦茶も好きでよく飲んでいます。
Instagramでは「SDGsなおうちごはん」のレシピを連日更新中!カラフルベジバター、まるで謎肉?!肉っぽい豆腐ミート、ずぼらでも出来るロス対策「まるごと冷凍」、スーパーの値下げ棚活用法など。レシピ提供・商品開発・出演・寄稿等を展開しています。
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