2. 睡眠3時間前に脳温度をアップさせる
<おすすめの方法>
・就寝3時間前の夕方から夜の有酸素運動
・就寝2~3時間前の入浴
人は体温、とくに脳の温度が下がるときに眠たくなるとされています。そのため、就寝の2~3時間前に、運動や入浴などの体温の上がる行動をとると、眠りにつきやすくなります。
3. 体内時計を整える
<おすすめの方法>
・朝の光でメラトニン分泌を促す
夜にしっかり眠るためには、体内時計を整える必要があります。朝日を浴びることで眠りに関わるメラトニンというホルモンが分泌されるため、睡眠の質が上がります。
不眠には漢方も有効
不眠が続くと生活にも支障が出ることもあり、できれば不眠に悩まない体質を目指したいですよね。不眠を体質から改善するには、漢方薬がおすすめです。
漢方薬は根本の体質改善を目指すものであり、不眠の治療薬としても使われています。
「睡眠薬を飲むほどではない」という方にも、取り入れやすい薬です。
漢方では、人のからだを「気・血・水(き・けつ・すい)」の3つの巡りで捉え、それぞれ不足したり滞ったりすると、体調不良や病気になると考えます。「気」の流れが滞って眠れない場合は「気」の流れをスムーズにするというように、不眠が生じている背景を考慮した漢方薬を選びます。
漢方薬は睡眠薬と違って睡眠を直接誘発することはありませんが、不眠が起こる原因を解消することで、より自然に睡眠に導きます。
不眠におすすめの漢方薬3種
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
ストレスや緊張で眠れない方に
「気滞」タイプの薬で、「気」をめぐらせ、からだにこもった熱を冷まし、心を落ち着かせます。
・酸棗仁湯(さんそうにんとう)
疲れすぎると逆に眠れない方、熟眠感がない方に
「気虚」タイプの薬で、「気」を補うことで、心身共に疲れきっているのに目がさえて眠れない方に向きます。
・帰脾湯(きひとう)
胃腸虚弱で貧血気味で、眠りが浅く日中眠い方に
「気虚」や「血虚」タイプ向けです。「気」と「血」を補い、不安感、胃腸虚弱、疲れやすい方や、顔色が悪い方、寝汗や動悸などがある方の不眠を改善します。
漢方薬はからだにやさしく何らかの効果をもたらしますが、自分の状態や体質にうまく合った生薬を選べているかどうかが重要です。
最近は、AIを活用したオンライン相談サービスもでてきました。「あんしん漢方」ではオンライン個別相談が可能で、漢方に詳しい薬剤師が個人に適した漢方を見極めてくれます。お手頃価格で自宅まで郵送してくれますので、是非、活用してみてください。
不眠を解消して毎日を軽やかに過ごそう
不眠は生活習慣病のリスクになることもあるため、放置せずに対処しましょう。
睡眠の質を上げるポイントは、リラックスできる時間をつくること・就寝3時間前に体温を上げること・朝日を浴びることの3つ。根本の体質から改善したい方には、専門家に相談のうえ漢方薬を取り入れることもおすすめです。
快眠生活を送って心身共に健康で軽やかな毎日を楽しんでいきましょう。
あんしん漢方
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