結婚に始まり、マイホーム購入や子どもの教育、そして老後とライフステージごとに必要な資金を確保するためにはお金の備えが必要です。その目標額として「1,000万円」を掲げている人もいるのではないでしょうか。
1,000万円の貯蓄を達成したことがある人は約4割
株式会社扶桑社が、リアルな家計に関する調査を実施。これまでに1,000万円を貯めたことがあるか質問をしたところ、36%の人が「貯めたことがある」と回答。
「貯めたことがある人」の年間貯蓄額は平均182万円、総貯金額の平均は1,599万円なのに対し、「貯めたことがない人」の年間貯蓄額は平均77万円、総貯金額の平均は460万円で、年間貯蓄額は100万円以上、総貯蓄額で見ると1,100万円以上もの差があることが判明しました。
出典:株式会社扶桑社「ESSE読者のリアル家計調査」
1,000万円貯めた人の共通点1:資産運用に積極的
1,000万円を貯めたことがある人には、どのような共通点があるのか調査をしたところ、2つの共通点が浮上しました。
まずは、資産運用を積極的に行っていること。1,000万円の貯蓄経験者55%の人が資産運用を経験しているのに対し、貯めたことがない人のうち資産運用の経験がある人は34.3%に留まりました。
貯蓄経験者に人気の資産運用方法は「つみたてNISA」や「iDeCo」でした。税制優遇や所得控除を活用しながら投資を続け、資産を増やす人が多いようです。
出典:株式会社扶桑社「ESSE読者のリアル家計調査」
1,000万円貯めた人の共通点2:約6割の家庭で買い物は「週2回以下」
また、1,000万円の貯蓄経験者に買い物の頻度を聞いたところ、「週1回」が12%、「週2回」が47%、「週3回」が22%と週2回以下が約6割、週3回以下が8割を占める結果に。毎日買い物をしている人はわずか8%で、まとめ買いをすることで「無駄遣い」や「ついで買い」といった出費をおさえている傾向が明らかになりました。
本プレスリリース内では事例も紹介されています。
例えば、1,000万円貯金を3年間で達成した瀬川さん(仮名・32歳)も買い物は週1回のまとめ買い。「予算5,000~7,000円を目安に安いものをなるべく選び、あとは週の半ばに牛乳を買い足す程度」とのこと。1回分の買い物は、肉と魚を5食分と野菜、カサ増しに便利な大豆の水煮、納豆が定番で「冷蔵庫もあえて小型にすることで買いすぎないようにしている」そうです。
出典:株式会社扶桑社「ESSE読者のリアル家計調査」
まとめ
今回の調査結果により、買い物の頻度といった日常のささいな行動が家計に直結し、1,000万円という大きな金額の貯蓄につながっていることが分かりました。「お金が貯まらない人」とお悩みの方は、まとめ買いの習慣をつけるなど、参考にしてみてください。
【調査概要】
「ESSE読者のリアル家計調査」
調査対象:ESSE読者500名
実施機関:株式会社扶桑社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社扶桑社