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本当は教えたくない!年330個食べた和菓子通が選ぶ東京名店の手土産6選

お盆には、実家のご家族やご親戚に会う予定がある方もいるのではないでしょうか?そんなときに持っていきたいのが、気の利いた手土産。今回は、年間なんと330個以上もの和菓子を味わい、その魅力をSNSに綴っているaiko.0213さんから、東京の名店で購入できるおすすめのお菓子6種を教えていただきました。

色とりどりの小石が浮かぶ水面のような「細石」

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年間330個を越える和菓子を食べ歩き、その写真をInstagramやTwitterに投稿しているaiko.0213さんがおすすめする和菓子。1つめは、「御菓子司 塩野」のなんとも涼しげな「細石(さざれいし)」です。

塩野は、昭和22年(1947年)に赤坂で創業した和菓子屋店。繊細な干菓子や生菓子が目移りしてしまうほどたくさんあり、季節に合わせた生菓子も毎月10種類ほど登場しています。

そのなかから選ばれた細石(さざれいし)は、透明の錦玉羹(きんぎょくかん)に、白あんをベースにした練り切りが散りばめられています。
「錦玉羹に浮かぶ色とりどりの小石が可愛らしく、涼しさを感じされてくれるお菓子です」(aiko.0213さん。以下同)

香ばしい最中と上品な甘さのこしあんを味わう「松葉最中」

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次にご紹介するのは、「御菓子処 ささま」の「松葉最中」。

昭和4年(1929年)にパン屋から始まり、2年後に神田駿河台に和菓子店を開いた「ささま」。昭和9年(1934年)に和菓子店のみに絞ってから現在に至るまで一店舗主義を貫いており、伝統を感じる和菓子はお店に行かなければ味わえません。

通年で販売される松葉最中は、さくっと香ばしい最中に、ショ糖のみを結晶化させた高純度の砂糖、白双糖(しろざらとう)と糸寒天、生餡を混ぜた自家製のこしあんを詰めたもの。
シンプルだからこそ質の高さを感じる「なんとも上品でおいしい最中」です。

箱の模様も可愛らしい。様々な味と形の「半生菓子」

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色とりどりのかわいいお菓子が入ったこちらは、「江戸風御菓子司 日本橋 長門(ながと)」の半生菓子。

江戸時代に創業して約300年もの歴史をもつ日本橋 長門。連日売り切れてしまう看板商品の「久寿もち」や「切羊羹」のほか、季節ごとに登場する生菓子などが長く愛され続けている老舗です。

箱を開けた瞬間に歓声が上がりそうな半生菓子の詰め合わせ。半生菓子は、できあがりの水分量を10~30%以下におさえた、生菓子と干菓子の中間にのお菓子。干菓子よりもしっとりとした食感で、日持ちは長めなのが特徴です。
「季節ごとに変わる半生菓子。それぞれ食感や味が異なり、美しさもさることながら、一つひとつ味わいを楽しめます。また、お菓子が詰められている箱は様々な絵柄があり、集めたくなるものばかりです」

それぞれ異なるあんが詰まった、貝の形の「江の嶋最中」

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続いては、貝の形が忠実に表現された、「芝神明 榮太棲(えいたろう)」の「江の嶋最中」です。

明治18年(1885年)に創業した「榮太樓總本鋪」ののれんわけである芝神明 榮太棲。浜松町・大門にお店を構え、増上寺や芝大神宮に御供物や御神供のお菓子を納めています。

おすすめのひとつが、文豪・尾崎紅葉が名づけたという名物、江の嶋最中。香ばしい皮は牡蠣やはまぐりなどの貝殻をかたどってあり、形により中のあんが異なります。
「あんは、白、ゆず、こしあん、つぶあん、ごまの5種類。貝の形ととともに、あんの違いを楽しめる最中です。いただきやすい一口サイズで、二つ三つと続けて手に取りたくなってしまいます」

ゆるめのあんとしっとり感が新鮮な「どらやき」

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同じ芝神明 榮太棲では、どら焼きもおすすめだそう。

ゆるめのあんを寒天で固め、皮に挟んであり、あんの水分が皮に少し浸透するほどしっとり。ほかとは一味違う、懐かしくも新しさを感じさせる個性的などらやきなのだとか。
「ふんわりとした皮に押された、季節ごとに変わる焼印も可愛いです」

川面に映った花火大会の情景を表した「玉川」

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最後のひとつは、「御菓子司 文銭堂本舗(ぶんせんどうほんぽ)」の「上生菓子 玉川」です。

新橋に本店を構える、昭和23年(1948年)創業の文銭堂本舗。素朴な最中や羊羹のほか、ケーキのように切り分けて食べる棹(さお)菓子、そして月ごとに変わる上生菓子などが豊富に揃います。

8月の上生菓子である玉川。錦玉の中にグラデーションが美しい練り切りの小石が浮かび、その間を羊羹でできた二尾の鮎が泳いでいます。
「川面に映った花火大会の彩りを表現しているそう。真夏の情景を思い起こさせる、涼やかなお菓子です」

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