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44歳「私をどう思ってるんだろう……。周りからの評価がいつも気になってしまう。」#アラフォー人生相談

ライフスタイル

心理カウンセラーの古庄由佳です。カウンセリングに来てくださる方には「うさこさん」と呼ばれています。 自分の心に蓋をして、我慢を続けて生きるのはとてもしんどいですよね。最近はスマホやSNSのおかげで情報が溢れてすぎているためか「自分の考え方がおかしいのかも」「私だけじゃないし」とガマンしてしまっていることもあるようです。自分の人生をHappyにするかどうかは自分が決めると信じて、皆さんのお悩みに答えます。

相談:周りからの評価が気になります。

昔から周りからの評価が気になってしまいます。

3年前に離婚し、今は中学生の息子と2人で暮らしています。今思えば、夫と別れた理由も周りの目が気になったことがキッカケでした。

すごくハッキリと歯に衣着せぬ物言いをする人なのですが、息子の小学校の先生やお友達の保護者の方にズバズバ言いすぎたりして、周りの人たちと和やかに生きていけないと思ったのが離婚の原因のひとつでした。

離婚の前に、離婚を視野に入れて転職をし、お給料は上がったのですが、そのぶん評価も厳しく……それまで家族経営的な会社にいたので、この評価がすごくツライです。

360度評価というモノが導入されているので、役職関係なく周りの方々から評価されるかと思うと、雑談やランチも少し付き合ったほうがいいかな、とか、色々と考えてしまいます。

他の人が人の噂をしていると、それはそのまま自分も同じことをやったら言われるんだな、と思うと怖いです。

この話を友人にしたら「もう40代にもなったんだし、みんなから好かれるなんて無理だと悟ろうよ」と言われました。「もっと面の皮厚くなっていいんじゃない?」と。

私も「あの人は私のことをこう思っているかも」などと勘ぐって、気疲れするのをやめたいのですが、できないんです。

どうすればいいでしょうか。

(44歳 神奈川県 MYUUU 正社員)

うさこさんからのアドバイスは……

うさこさんからのアドバイス:「自分のまま」で自然と愛されましょう

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まわりからの評価って気になりますよね。
わかります。私もそうですから。

MYUUUさんは、「周りの人たちと和やかに生きる」という価値観をとっても大切にされていらっしゃるのでしょうね。だからこそ、相手からどう見えるのか?を気にかけたり、まわりを不快にさせないことに気を使ったりされているのだと思います。

それは悪いことではありませんし、とっても素敵なことですよね。

ただ、「気疲れするのをやめたい」ということですから、そこにエネルギーをかけすぎているようです。「本当は気にしたくない時まで気にしてしまう」から疲れてしまうんですよね。

ですので、今回は、「気にしすぎの癖をやわらげて、自分のままでいるのに自然と愛されていく方法」を2つのステップで提案させていただきますね。

まずひとつ目は、「〈まわりの目〉の正体を知って、自分を許していく」です。

「まわりの目」のように感じるものって、実は「自分で自分を監視する目」であることが多いです。

自分の心の中に「こんな人になってはいけない」「こんなふうに思われてはいけない」等の禁止事項があって、まわりの人の言動をその禁止事項に照らし合わせながら、いつもそれが守れているかどうかチェックしている。これが「まわりの目」のように感じるものの正体なんです。

そしてその「自分で自分を監視する目」の元になっているのが「親の目」だったりします。

子供の頃に親(あるいは、身近にいた大人など)から学んだことがずっと自分の頭の中に残っていて、大人になった今でも学んだ通りに生きようとしていたりするのですね。

たとえば、MYUUUさんなら、「人を不快にしてはいけない」とか、「誰にでも好かれる人でいなくちゃ」とか、そんなことを子供の頃から気にして生きてきたのではありませんか。

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stock.adobe.com

それは、親から教えられたことあったり、あるいは逆に、親を反面教師のように見て自分で決めたことだったりするかもしれません。
それが「自分が自分を監視する目」となって、「本当は気にしたくない時まで気にしてしまう」という状態を作り出している。これが、「まわりの目」の正体なんです。

もし、親からの教えや子供の頃に自分が決めたことを守ろうとしていたんだなと気づいたなら、「それを守れない私でも、大丈夫だよ。変わらず大好きだよ」と自分を許してあげてください。きっとMYUUUさんの心と体がホッと緩むはずです。

このように真逆の自分も許していくことで、評価を気にする気持ちが少し緩んだら、
次のステップは、「自分を生きることにフォーカスしていく」です。

まずは、MYUUUさんが自分の人生において大切にしたいことを改めて考えてみてください。
どんな楽しみを大切に生きていきたいですか?

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