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本当に地震に効く? “食器を守る耐震テープ”を震度5強で試してみたら…

ライフスタイル

年々、増加傾向にある日本の地震。みなさんのお家の耐震の備えは万全ですか? 今回はそんな不安を少しでも軽減すべく、“地震を再現”して効果を検証した、キッチンまわりの頼れる耐震グッズをご紹介します。お皿が割れて床に散乱……なんて悲劇にあわないように、今のうちにしっかりと対策を練っておきましょう。

360.life編集部/Test by LDK編集部

地震から大事なお皿を守る食器棚の救世主がコチラ

「地震で棚からモノが落ちてきた」なんて経験はありませんか? もしも、その現場がワレモノや刃物があるキッチンだとしたら……。考えただけでもゾッとしますよね。

そこでご紹介するのが、卓上や棚の上の小物の落下を防ぐ、北川工業の「タックフィットガードテープ」です。

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北川工業
タックフィットガードテープ
実勢価格:1718円

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このテープを棚にペタリと貼れば、表面の滑り止め加工が食器の位置をキープしてくれるので、ちょっとやそっとの地震では落下しないのだとか。

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とはいっても、本当に効果があるのかわかりませんよね。その効果を探るため、人工的に地震を起こして検証してみました。

起震装置で震度5強の揺れ発生!食器が落ちて割れないか徹底検証

「使えるかは、揺らしてみないとわからない!」ということで、起震装置を用いた地震体験室のある「東京都北区防災センター(地震の科学館)」の協力を要請。人工的に地震を起こし、検証テストを実施しました。

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今回設定した地震の強度は「震度5強」。このレベルになると以下のような状態に陥るのだとか。

▼震度5強の地震に直面するとこんなに状態
・物につかまらないと歩くことが難しい
・棚にある食器類や本で落ちるものが多くなる
・固定していない家具が倒れることがある
・補強されていないブロック塀が崩れることがある
※気象庁調べ

なんとも体験しないと想像しづらい過酷すぎる状況ですが「とても恐ろしい」ということは理解できました。

そして、こちらの部屋が起震装置です。起震装置の中には、背が高めの食器棚にお皿やマグカップなどを仕舞って配置。「疑似キッチン」を作りました。

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それでは震度5強の地震を起こしていただきます!

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激しい揺れの中、食器はどんな状態になったのでしょうか。

食器棚をオープンしてみましょう。

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「アレ? 食器がグチャグチャになってない… 」

食器棚の中は、ほぼ仕舞ったときのままのような状態でした。重ねた食器は動いていましたが、テープの上に乗っている食器はそのままでした。

動かなかった理由として考えられるのは、貼り付けるように食器を固定しているから。でも、粘着素材とは違う特殊アクリルフォームという素材を使っているため、お皿やコップへの糊残りはありませんでした。耐震の備えがありながらも、日常使いに支障がないのは嬉しい限りですね。

棚に合わせて切って貼るセッティングは簡単なんです

セッティング時に力が必要な耐震グッズなどと違い、このテープのセッティングはじつに簡単。少しだけ食器の位置をずらし、棚の幅に合わせてテープを切ります。

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切ったテープは、食器が落下するのせき止めるように棚に貼りましょう。このときに、両端にすき間が開かないように止めるのが耐震性を高めるポイントです。

テープを貼った後は、上の保護フィルムをはがします。

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保護フィルムを剥がし終わった後は、テープ上面に貼り付けるように食器を並べるだけです。食器を一旦外へ逃がす必要もないから、とっても手軽なんです。

いかがでしたか? テープ自体はやや厚みがあって目立つものの、食器はもちろん本などあらゆる地震対策に収納に使えます。地震大国・日本に住んでる都合上、備えあれば憂いなしです。気になった人は、さっそくゲットしてくださいね。

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