飲み物を意識するだけで痩せる？美容・ダイエットに効果的な「飲み物」6選

体内の水分が少なくなると、血液の巡りが悪くなり、細胞に十分な栄養素や酸素を運ぶことができなくなってしまいます。また、体内の老廃物を体の外に出すことも難しくなるため、肌荒れや便秘などの原因にもなります。

代謝も悪くなるため、食べたものを効率よくエネルギーに変換することができず、ダイエットにも悪影響を及ぼすことも多いです。そのため、美容やダイエットに水分補給は欠かせないといえます。

では、どのような飲み物が特におすすめなのか、ご紹介したいと思います。

桑の葉茶には、「1-デオキシノジリマイシン（DNJ）」という成分が含まれています。

DNJは、食事で摂取した糖質が小腸で吸収されるのを抑制する働きがあります。そのため、食後の血糖値上昇を緩やかにし、過剰なインスリン分泌を抑えるため、体に脂肪をつきにくくする効果が期待できます。

特に「食前」に桑の葉茶を飲んでおくのがおすすめです。食前に飲み物を飲むだけでも、お腹が膨れることで過食の予防にもなりますよ。

桑の葉茶には、女性に不足しがちな「鉄分」「カルシウム」「食物繊維」なども多く含まれているため、1日を通して飲んでも美容や健康をサポートしてくれます。

烏龍茶には、「ウーロン茶ポリフェノール」という成分が含まれています。

ウーロン茶ポリフェノールは、食品に含まれる脂肪を分解・吸収する酵素の働きを抑えるといわれており、体重や脂肪量が増えるのを抑える効果が期待されています。

ウーロン茶ポリフェノールは老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあるため、「美肌効果」「アンチエイジング効果」も期待できますよ。

また、烏龍茶には「カテキン」も含まれていますが、カテキンは肥満を予防する効果があると報告されています。烏龍茶は、美容やダイエットに嬉しい効果があるといえますね。

黒豆茶に含まれる「サポニン」という成分は、肥満を予防する働きがあると報告されています。腸で吸収された糖質と、脂肪が結びつかないように働くことで、脂肪が体につくのを抑えるのだそう。

また、黒豆の艷やかな黒色の元である「アントシアニン」は抗酸化作用を持ち、血流を良くする働きもあります。血液の流れが良くなると、細胞に栄養や酸素が行き届き新陳代謝が活発になるため、代謝が良くなります。

そのため、代謝が良い＝痩せやすい体づくりにも役立つといえます。

緑茶に含まれる「カテキン」は、体脂肪を燃やして脂質の吸収を抑える働きがあるといわれています。

また、糖質は小腸で「α-グルコシダーゼ」という消化酵素によって分解され、体内に吸収されますが、カテキンはαグルコシダーゼの働きを抑えます。そのため、食後の血糖値上昇を抑える働きもあるため、ダイエットをサポートする効果が期待できます。

カテキンは、茶葉を熱湯で抽出するとよく溶け出すといわれているため、ペットボトル飲料よりも急須を使って茶葉で淹れるのがおすすめです。

最近の研究によると、レモン果汁をご飯を食べる前に摂取すると、食後血糖値の上昇を抑えることができる、と報告されています。これは、レモンに含まれるクエン酸などの有機酸や、ポリフェノールが影響していると考えられています。

さらに、レモン摂取量が多い人ほど、脂肪を燃焼させるホルモンである「アディポネクチン」の血中濃度が高いのだそう。

コップ1杯の水に大さじ1のレモン果汁を絞って、ご飯の前にいただきましょう。水の代わりに炭酸水にしても、より満腹感を得られて食事の食べ過ぎ防止になりますよ。また、ホットでいただいても美味しいですし、体が温まるのでおすすめです。