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今週のおひつじ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

じんわり広がる、それを受け取る

今週のおひつじ座は、ひとりでに滲み出ることで、初めて本当の気持ちを自覚していくような星回り。

冬の河原というのは、とても寂しい場所です。「冬河原独りになりに来てふたり」の作者・藤井あかりはそこに日常の忙しさから抜け出し、独りに浸りきって、自分自身と向き合うためにやってきた。実際には、なんとなくボーっとしたくて、無意識に足が向いたのでしょう。

ところが、そこで次々と思い浮かんでくるのは特定の誰かとの想い出な訳です。恋人なのか、夫婦なのか。あるいはもっと微妙な関係の相手の可能性もありますが、いずれにせよ、想い出の中でかたわらにいた相手の不在がいよいよ際立ってしまった。そこで作者は……という、滲み出る心情を詠った句なのでしょう。

人はそうして自分の本当の気持ちを知るために、ときに孤独になろうとする生き物なのかも知れません。あなたもまた、掲句のように「独り」になる時間と場所を確保してみるべし。

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今週のおうし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

暗さの奥底に歩を進める

今週のおうし座は、心の迷路をその襞(ひだ)という襞まで知るために、ただ黙々と歩いていくような星回り

池内紀の短編集『錬金術師通り』には、東欧の都市の物語がおさめられており、すべてを幻想にあふれた小説仕立てにすることで、かえって都市の雰囲気を濃厚に感じられる。たとえば、カフカが少年時代を過ごしたプラハの旧ユダヤ人地区ゲットーを訪れる話では、地下牢とカフカ自身が形容していた「細い通りが迷路のように入り組んでいる」場所に出くわした<私>が、カフカの次のような言葉を思い出します。

「私たちの内部には、あいかわらず暗い場末が生きています。いわくありげな通路が、盲いた窓が、不潔な中庭が、騒々しい居酒屋が、陰にこもった宿が――(…)陰気な壁のような建物がつづく。どの窓も小さい。部屋はきっと昼間でも暗室のように暗いのだろう」

そうして<私>はその言葉の通りの細い通りを歩きながら、いつの間にかウィーン郊外の魔法じみた暗さへと潜り込み、その土地にゆかりのある作家の精神に導かれていくのです。あなたもまた、いつの間にかどこかで見た夢のような道から道へと案内されている状況に陥りやすいでしょう。

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今週のふたご座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

新しい官能性の探求

今週のふたご座は、否定しようがないほど生々しいの実感の高まりを経験していくような星回り。

「雪・躰・雪・躰・雪 跪く」(田中亜美)で詠まれているのは、雪が降り続いている情景。そのはざまはざまに、躰(からだ)があるのだという。そのことに気が付いて、おもわず作者はひざまずいた。もちろん現実の光景ではなく、作者はここで言葉によってまったく新しい空間を創り出し、まだ名前のついていない感情を引き出そうとしているのかも知れません。

「体」の異体字である「躰」がなぜ使われているのかは分かりませんが、おそらく、雪の合間にちらつく何かは、ちょうど射的で的を射抜くような仕方でなければ見ることさえ難しいのかも知れませんし、裸身を想像させることで暗に「性愛」を連想させようとしているのかも知れません。

「雪」はひたすら白くて冷たい。にも関わらず、いやだからこそ、「雪」と「躰」が繰り返されるうちに、「躰」も真っ白く透明になって、不思議なほどに熱をもってくるような感じがしてくる。それはまさに「跪く」にふさわしい、人生における神聖な瞬間だったに違いありません。あなたもまた、頭脳に反乱を起こさんばかりに身体的/生理的な実感や要求が高まっていきやすいでしょう。

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