無料の会員登録をすると
お気に入りができます

アラフォー女性の"モヤモヤ”解決に。今からでも身につく「自分のあたまで考える力」

年齢とともに体の変化を感じることで、体も心も不安定になる40代。女性の場合、原因のわからない不安や虚無感を感じている人もいるのでは? そんなモヤモヤを拭い去るには、その原因を「自分のあたまで考える」ことが大事なんです。そこで、東大出身のクイズ王・伊沢拓司さん率いるQuizKnockの皆さんたちの意見を参考に、自分のあたまで考えるプロセスについてご紹介します。

教えてくれたのは……QuizKnock & どう解く?制作委員会

テレビのクイズ番組でおなじみ、東大出身者中心に構成される知識集団「QuizKnock」の皆さん。そして、子どもたちに大人気の道徳書『答えのない道徳の問題 どう解く?』の制作メンバーが、タッグを組んで出版した『10歳からできる 自分のあたまで考えること』(ポプラ社)。子ども向けにわかりやすく書かれていますが、その内容は、今の大人にも必要なものばかり。考える力を養えば、今悩んでいることに、きっと突破口が見つかります。

picture

『10歳からできる 自分のあたまで考えること』(ポプラ社)

10歳からできる 自分のあたまで考えること

著者:QuizKnock&どう解く?制作委員会
価格:1,760円(税込)

どんな人でも陥る中年期の憂鬱感

picture
stock.adobe.com

アラフォーになるとこれまではあまり感じなかった体調の変化を感じ、気持ちも不安定になる方もいるかもしれません。何をするにも億劫になる、不安をよく感じるなど、漠然とメンタルや体調の不調を感じているなら、その原因や解決方法を探り、自分の生き方を見直してみては? 自分の人生を振り返り、これからどう生きていきたいのかを考えてみるのはいかがでしょうか。

とはいえ正解のない答えを見つけることは、とても難しいこと。そんなときは、『10歳からできる 自分のあたまで考えること』を参考に自分で考えるクセをつけて、鬱々とした現状からいち早く脱出してみませんか?

今からでも身につく「自分で考える力」

世の中には「答えが1つしかない問題」と「答えが1つだけではない問題」があり、勉強には答えが1つしかないものが多いですが、身の回りには答えが1つではない問題も多いですよね。
自分が今何について不安なのか、また今後自分はどのように生きていきたいかなどは、「答えが1つだけではない問題」です。

そこで答えが1つだけでないなら、まずは頭に浮かんできた考えを、一旦書き出してみることがおすすめとのこと。書籍には「答えのない問題を考えるためのヒント12」としてこんな方法がありました。

(1)ふせんに書いて、壁にペタペタ貼る方法

picture
stock.adobe.com

思いついた考えを、紙やふせんに書き出して壁に貼ります。自分の考えを客観的に見ることができます。

(2)紙に書く方法

picture
stock.adobe.com

「問題」を真ん中に書いて、その問題を考えるためのキーワードを線で繋げていきます。難しい問題でも、何を考えたらいいかが見えてきます。

「ふせん1枚に一つの考えを書くことで、同じような考えをグループにしてまとめたり、よりよい考えを並べたりして、あたまの中で考えていることを、わかりやすくすっきりと整理することができます」

実際に、書き出してみましょう

picture
stock.adobe.com

ここでは今何に不安を感じているのか一例を書き出してみました。

<日々の悩み>
・毎日の料理が苦痛に感じる
・体の不調で朝起きられない
・カーっとなりやすく子どもについ怒ってしまう

不安や悩みを書き出したら、それぞれ何が問題か、思いつく原因も書き出してみましょう。

<毎日の料理が苦痛に感じる>原因は?
・時間がかかるのが嫌
・料理の際に気分が上がらない
・野菜を切るのが面倒
・おかずを何品か作ることが負担

原因を考えたらインターネットなどで解決方法を調べるのも一つの手。何が問題かを細かく分析すると、解決方法も見つけやすくなります。

<毎日の料理が苦痛に感じる>を解決するには……
・時間がかかるのが嫌→時短料理を見つける
・料理の際に気分が上がらない→お気に入りのキッチンツールを買う
・野菜を切るのが面倒→冷凍野菜も使う
・おかずを何品か作ることが負担→週に数回は惣菜を買う

本音と解決策が見えてきました

picture
stock.adobe.com

考えつく答えを書き出してみると、何がしたいのか、そのために必要なことなどが見えてきて解決しやすくなるかもしれません。

「考えるときのルールは、ワクワク楽しむ気持ちが大事。正解はないから、自分が思ったことや、感じたことを素直に答えましょう。考えるのにどれだけ時間を使ってもいいんです」

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ