白ベースの部屋が好き、という方は多いのではないでしょうか。ですが、真っ白な空間は落ち着かない部屋になってしまうことも。「白に何色を合わせれば好みの部屋になる?」と迷ったら、これからご紹介する実例をもとにシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
「白」ベースの部屋が好き。でも少しさっぱりしすぎ?
白をベースにしたインテリアは明るさや広さ、清らかさを感じさせるため多くの方に愛されています。でも白一色でまとめてしまうと、眩しさを感じさせたり緊張感を与えてしまったりなどデメリットもあります。
そこで取り入れたいのが「+色」。これからご紹介するのは、白に色を組み合わせた部屋の実例とその配色の印象、そして合わせて取り入れたいアイテムです。ご自分の好みの部屋を思い描きながらシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
白い部屋には何色が合う?人気の配色インテリア実例集
白い部屋×ベージュ(ナチュラル・韓国風)
白に木目が浮かんだベージュを組み合わせると、ナチュラルな印象に。幅広い世代の方がほっとできる雰囲気が漂います。白の分量を多くすると洗練されたインテリアに、ベージュの分量を多くすると温かみのあるインテリアに仕上がります。
こちらの部屋のように、ファブリックやナチュラル素材の雑貨でベージュを取り入れると、韓国風インテリアを楽しめます。照明や雑貨でほんのりレトロな雰囲気もプラスすると、雰囲気が出ますよ。
白い部屋×グレー(北欧、ナチュラルモダン)
白とグレーは、モダンインテリアにぴったりの組み合わせ。ニュートラルカラーなので木製家具にもなじみ、マイルドな雰囲気に仕上がります。ダークグレーよりもライトグレーの方が北欧風インテリアのテイストによく合います。
ナチュラルモダンインテリアがお好みなら、シックなダークグレーをアクセントにしてみては。白をベースにした明るい空間に、ダークグレーできりりと引き締めれば落ち着いた大人インテリアに仕上がります。
白い部屋×ブラウン(ヴィンテージ、メンズライク)
白にレザーソファなどでブラウンを取り入れた部屋。白にブラウンを組み合わせるとヴィンテージテイストが香るおしゃれな空間がつくれます。こちらの部屋のようにグリーンをプラスしてみずみずしさを演出するとシックながら優しい雰囲気が漂います。
古木テイストの家具でブラウンを取り入れたメンズライクな部屋。スチールの無骨な素材感をところどころに入れて、クールなおしゃれさを演出しています。ベースが白なので暗くなり過ぎず、ほどよい温かみも感じさせます。
白い部屋×ブラック(モノトーン、モダン)
白い部屋のアクセントとしてブラックの家具や雑貨を取り入れた部屋。白の分量が多いため、明るい印象はそのままにブラックのモダンさが引き立っています。細めのスチールでつくられた家具は、ナチュラルモダンなインテリアにぴったりです。
根強く人気のモノトーンインテリア。静を感じるクールなモダンインテリアに仕上がります。暗くなりすぎないよう、ブラックを小さな家具や雑貨でアクセント使いするのがおすすめです。モノトーンだけの空間は単調な印象になってしまいがち。素材感にバリエーションを持たせたり、柄物をプラスしたりすると表情豊かなモノトーンインテリアがつくれます。
白い部屋にプラス色で好みのインテリアをつくろう
賃貸マンションをはじめ、賃貸物件は特に白を基調にした部屋が多いのではないでしょうか。個性を演出したいと思ったら、ベーシックカラーになじむメインカラーを決めるのがおすすめです。アクセントカラーを含め全体を3色以内に抑えるとまとまりのあるおしゃれな空間がつくれます。ぜひ白い部屋にお好みの色を組み合わせてみてくださいね。
photo / goodroom journal
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト1級 取得