「電気代がいきなり高くなった」「電気代を節約する方法はある?」など、毎月発生する電気代を少しでも安く抑えたいという方必見!電気代は、在宅が増えたことによる電力需要の増加に伴い高騰しています。そこで本記事では、電気代の世帯ごとの平均額や、電気代を安くする方法についてご紹介します。
世帯人数別の1カ月の電気代平均
電気代の平均額は世帯によって変化します。1人暮らしと5人暮らしの電気代を比較すると、約2.2倍ほど請求額に開きがあります。また家に住む人数が多くなれば、部屋の広さや使う家電の消費電力も大きくなるため、電気代は高くなりがちです。
とくに新型コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が増えている現在は、家電を使う頻度が増えるため、平均よりも電気代は高くなります。(※1)
電気代が高騰する理由
電気の使い過ぎ
電気代が高い原因として1番に考えられるのが、電気の使いすぎです。電気の使用量が増えればそれだけ電気代も高くなってしまいます。とくにエアコンをよく使う夏と冬は、電気代が高騰しやすい季節です。エアコンの使い方を見直すだけで、電気代節約に大きな効果が見込めます。
電源プラグの繋ぎっぱなし
電化製品の電源プラグを繋ぎっぱなしにしていませんか?こうして発生する待機電力も、電気代が高騰する原因です。待機電力は電気代全体の5%というデータがあるため、少しでも電気代を節約したいと考えている方は、こまめに電源プラグを抜くようにしましょう。
燃料調整費の値上げ
電気代が高騰する理由として、燃料調整費の高騰があげられます。燃料調整費とは火力発電の原料となる石油や石炭の購入額に応じて、自動的に変動する費用のことです。
2021年1月から火力燃料費は、15ヶ月連続で値上がりしており、15ヶ月前に比べて約1,500円値上がりしています。
ロシアのウクライナ侵攻の影響
電気代が高騰する要因として、ロシアのウクライナ侵攻があげられます。※2022年4月28日時点
ロシアは産油国であり世界各国に原油を輸出しているため、ロシアと日本の関係が悪化したことで原油価格の高騰につながっています。
電気代を節約する方法
春夏の電気代節約
春夏の電気代節約の要は、エアコン冷房の使い方です。エアコンは温度を低く設定するほど消費電力がかかるため、28度に設定しましょう。
扇風機を回して空気の循環をしたり、遮熱効果の高いカーテンを使ったりすることで、28度でも部屋を涼しく保つことができます。
秋冬の電気代節約
秋冬の電気代節約の要は、エアコン暖房の使い方です。外気温と内気温が離れるほど消費電力は大きくなるため、設定温度は20度にするのがおすすめです。
また加湿器を併用すると、部屋の湿度が上がるため体感温度が高く感じられたり、扇風機で暖かい空気を循環させると、低い設定温度でも暖かく過ごすことができます。
新電力に契約変更をする
電気代を見直す方法として効率的なのが、契約している電力会社を見直すことです。電力自由化によって、電力事業に参入する企業が増え、今では電力を自由に選ぶことができます。電気の使い方を変えなくても電気代を抑えることができますよ。
新電力の種類は2022年4月時点で1298社登場しており、お住まいの地域や世帯数に応じて、1番安い新電力を見つけることが大切です。
家電の使い方を見直す
電気代を見直す方法として手軽にできるのが、家電の使い方を見直し、こまめに節電することです。例えば、先ほど紹介したようにエアコンの設定温度を変更したり、照明をこまめに消したりといった細かな行動が電気代節約につながります。
しかし電気を我慢した生活はストレスにつながるため、節電よりも電力会社を変更して電気代を節約するのがおすすめです。
古い家電の買い替えで電気代節約
電気代の節約効果を高めるなら、省エネ性能の高い家電に買い換えるのもおすすめです。家電の省エネ性能は年々進化しています。たとえば2010年の冷蔵庫と2020年の冷蔵庫の電気代を比較したところ、年間電気代は5,000円程度安くなっています。
大物の家電は一度買うと10年近く使うことも多いので、家電を購入するときは、最新の省エネ性能を搭載したタイプを選ぶようにしましょう。