6.家庭用生ごみ処理機を導入する
家庭用生ごみ処理機も有効な方法
家庭用生ごみ処理機を導入して、生ごみを減らす方法もあります。生ごみ処理機は、生ごみを乾燥させて減量したり、微生物による分解を促して堆肥化させたりする機器です。乾燥式、バイオ式、ハイブリッド式、粉砕式などの種類があります。
乾燥式は熱風で生ごみを乾燥させ、分量を減らします。電気代はかかりますが、処理スピードが速いのが特徴です。処理後は可燃ごみとして捨ててもよいですが、園芸肥料として使うこともできます。一方、微生物に生ごみを分解させて堆肥化するのがバイオ式です。そして、バイオ式と乾燥式のよさを併せ持つのがハイブリッド式になります。電気代も抑えられ、分解後の堆肥は家庭菜園などに使えるメリットがありますが、機種が少なく高額です。
粉砕式はディスポーザーともいわれ、キッチンの排水溝に設置して使用します。生ごみを細かく粉砕してかさを減らし、臭いも抑えられますが、設置の際は工事が必要です。賃貸物件では導入が不可になっているところもあります。
家庭用生ごみ処理機は、導入にあたってコストがかかります。自治体によっては助成金を設けている場合もあるので、一度調べてみるとよいでしょう。
まとめ
梅雨から夏にかけては、生ごみの臭いに悩まされることが多い時期です。日常生活を送る以上、生ごみが出ないようにするのは難しいものの、減らすことはできます。また、ちょっとした工夫や心がけで生ごみの悪臭は抑えられるので、まずはできることから始めてみてください。