整理収納コンサルタントの春名陽子です。家族で集い、時にはお客様をお迎えし、皆で団らんするためのリビングルーム。「ゆっくりと寛ぎたいのに何だか落ち着かない…」そんなお悩みはありませんか?今回は、散らかってもたった5分でリセット可能な、リビング周りを綺麗に保つための工夫を4つご紹介していきます。
①小物セット
リモコンやティッシュ、充電器など様々な小物が集まるリビング。とくにリモコンやティッシュは「どこ行った?」と探すことの多いアイテムだと思います。
そもそも、リモコンやティッシュの置き場所が定まっていないご家庭は、多いのではないでしょうか。
我が家では小物類を収納する家具がないので、1つのボックスにまとめて管理しています。
持ち手付きなので使いたい場所にそのまま移動できるほか、小物類がすぐにまとまるのでリビングのリセットが一瞬で終わります。
探す時間もなくなり、家族に「どこいった?」と聞かれることもないので、とても快適に過ごせています。
子供が小さいうちは危険も多いので、使い終わったらリビング横のキッチンカウンターに戻すようにし、安全性を確保しています。
②一時置きボックス
読みかけの本、ブランケットや羽織物など、少しの間だけリビングに置いておきたい時ってありますよね。
我が家のリビングはおもちゃ収納がメインですが、おもちゃ収納の一角に「大人の一時置きボックス」を設けています。
毎日のようにリビングで使っているモノは数を決めてリビングに置いていますが、さほど使っておらず常にリビングに置く必要のないモノは配置を見直すようにしています。
これらを意識することで、使っているモノだけを置いたリビングを維持出来るため、無理なくリビングのリセットが続けられます。
一時置きボックスを設けることで、大人にとっても子供にとっても、家族皆が心地よく暮らせる空間が叶うのでおすすめです。
③折りたたみ机の活用
我が家では、「空間を広々と使いたい」という理由からローテーブルを置いていません。ですが、その代わり折りたたみ可能なテーブルを使っています。
子供がお絵かきをしたり、大人がちょっとした作業をしたりする時に使える何かと万能な折りたたみ机。
普段はソファの下に折りたたんで収納し、使いたい時だけ取り出しています。
机をしまう習慣をつける事で、机の上にモノを置きっぱなしにする事がなくなるため、手軽にリビングのリセットができます。
④「見える」収納
一時的に散らかっても、寝る前に5分でリセット出来るようにするため「見える化」を意識しています。
・おもちゃは子供の目線に考慮して配置する
・蓋はせず収納の中身が見える事を優先する
自分だけが頑張ろうとせず、一緒に生活する夫や子供にも自発的に動いてもらえるように、収納は「シンプル」を意識しています。
家族皆がストレスなく心穏やかに過ごすためには、皆がわかる仕組みが重要だと思っています。
見えるから分かり、分かるから戻せる。
綺麗な収納より、わかりやすい収納で暮らしが快適になります。