長門の看板商品である「久壽(くず)もち」。「くずもち」という名ではありますが、わらび粉と砂糖のみで作られた商品です。毎日、熟練の職人によって練り上げられるという生地は、ふるふるとした柔らかい食感が特徴。きな粉の香ばしい味わいとの組み合わせは、えもいわれぬ美味しさです。
久壽もち
890円(税込)
久壽もちと並んで人気があるのが、こちらの「切り羊羹」。竹の包みを開くと、拍子木に切ってある蒸し羊羹が現れます。もっちりとした食感と小豆の風味が味わい深い一品で、頂きやすいサイズも嬉しいです。甘さがあっさりしているため、アルコールのお供に召し上がる方もいらっしゃるそう。久壽もちとともに人気商品のため、夕方には売り切れることが多いそうです。
切り羊羹
890円(税込)
長門には、常時7種類ほどの季節の上生菓子が並んでいます。こちらは「あじさい」という銘の上生菓子。白こし餡を芯にして、賽の目にカットした錦玉羹(きんぎょくかん)を周りに付け、紫陽花の花を表現したお菓子です。
江戸風御菓子司という名の通り、長門のお菓子は、江戸の粋や風情を感じさせるものばかり。季節が変わるごとに訪れたくなる名店です。
上生菓子
360円(税込)
江戸風御菓子司 日本橋 長門
東京都中央区日本橋3-1-3
TEL:03-3271-8662
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜・祝日
江戸時代から愛されてきた絶品和菓子
創業から300年以上たった今も、人々に愛されている和菓子店。時代とともに街も人も変化する中で、変わらない味があるというのは趣深いですね。
歴史ある名店のお菓子は、手土産や差し入れなどでも重宝されそうです。江戸時代から続く老舗の銘菓を一度味わってみてはいかがでしょうか?
photo / aiko.0213
aiko.0213
和菓子店巡りが趣味で、都内やお取り寄せの和菓子を中心に、季節の和菓子と日々の一服の様子をInstagramに投稿しています。今までに購入した和菓子店は130店以上、味わった和菓子は700種類以上。