性欲の強い・弱いは、自分ではどうにもできないことも判明。
29日、タレントの SHELLY さんは自身のYouTubeチャンネル『SHELLYのお風呂場』を更新。
今回は、脳科学者の中野信子さんを迎え、性欲やセックスレスについて語りました。
■性欲の強さ・弱さは変えられない?
「性欲が強い・弱い」という言葉はよく聞きますが、SHELLYさんは「脳の傾向はある?」と質問。中野さんは「あるね。かなり脳で決まっているといってもいい」と返答。
SHELLYさんは「性欲を自分で強くしようと思っても…」との問いには「ならない。ならないし、弱くしたいと思っても無理」「脳内物質のダイナミクスで決まっちゃう」と即答しました。
自分でも意識せずに変わることはあるようで「最近、全然そういう気にならない」「最近、欲求がすごくて困ってる」といったこともありうるそうですが、自分でどうこうできるのかと聞かれたら「難しい」との答えのようです。
■女性のなかにも「男性ホルモン」
つづけて「そもそも性欲が強い・弱いは、なにが違うのか」との質問に、中野さんは「いくつかの物質が絡んでいるから、これ1つってことじゃない」と前置きしながらも「テストステロン(男性における主要な性ホルモン)の濃度が高いほうが性欲が強い」とのこと。
また「男性ホルモン」と言われているものですが、女性の体のなかにも出ている物質。アスリートや、テストステロンを増やす効果があると言われる筋トレなどをしている女性以外にも「もともと多い人もいる」と生まれつきである場合もあることを話しました。
■「妻だけED」になってしまう理由は…
また、夫婦やカップルの悩みでよく聞くワード「セックスレス」の話に移ると、中野さんは「『妻だけED』みたいな…」と、性欲はあっても妻にだけは性欲が起きない状態の人も少なくないことを明かします。その理由は「家族だから」。
これにSHELLYさんは驚きながらも「これって、勝手になんですけど、日本はすごく独特というか。海外に比べたら圧倒的にその傾向が高いと思っていて」と持論を展開しました。
■中野「脳の問題というよりも…」
中野さんは「日本の場合、社会的に与えられる役割の強さなんだと思う」と考えを述べ、「“お母さんであれ”“お父さんであれ”“お父さんとお母さんはセックスするもんじない”って育ってたら、自分がお母さんやお父さんになったときに、そういうふうになるよね」と説明。
つづけて「お父さんとお母さんが自然に手をつないでイチャイチャしているところを見て育ったら『こういうふうになるんだな』っなると思う」「チューしてて『ヤダな』って思う子供が、大人になって奥さんにチューできるかな」と語ります。
SHELLYさんからの「脳の問題というよりも、文化的なところが大きい?」との言葉に、中野さんは頷きながら「脳の問題というよりも、文化間差があるので日本でそういうことが多いという現象が繋がってる、と自分は思う」と伝えました。