資格を取っても意味がないのでは……と思ってしまったら
しかし、資格取得へのアドバイスやエールが多々挙がる中で、こんな意見もちらほらと見られました。
『私も45歳だけど、今さら未経験有資格で雇ってくれるところ、ないと思う』
『管理職です。雇う側の意見を言わせてもらうと、資格があっても実務経験がないと、45歳ならまず採用しない 』
胸に刺さるような厳しい意見です。たしかに実務経験がなければ40代で資格を取得しても、採用には結びつきづらいのかもしれません。しかし、資格を取ることはそんなに無意味なのでしょうか……? そんな疑問に「いや、そんなことはない!」と力強い声がたくさん集まりました。
『45歳で資格に挑戦すること自体が、ポジティブでやる気あるって受け取られるから、好印象。どんな資格でもムダにはならないと思う』
『タスクが発生したらそれに取り組める人材だってことの証明になる』
資格を取ろうとする前向きな意欲、計画的に勉強できる忍耐力、そして目標を達成できる能力……どれをとってもすばらしいものです。一方で資格があっても、必ずしもキャリアアップできる魔法のアイテムではありません。そして「40代で実務未経験」が採用担当者に避けられる可能性もあります。でも勉強したいという意欲や、今の自分より少しでもスキルアップしようとすることは、すばらしいことです。そんなママたちの姿勢が新たな採用に結び付くことを心より祈りながら、頑張るすべての人にエールを送りたいと思います。
最後に、こんな勇気の出るエピソードをひとつ。
『私は47歳で教員免許をとりました。子どもが大学で教員免許をとるときに私も同じタイミングでスタート、実習時期も同じで励まし合いながら4週間乗り越えられました。今は特別支援教育支援員をしているけど楽しいですよ。安定して働けるのが魅力』
47歳にしてお子さんと同時に教員免許を取得……すばらしいですね! いくつになっても自分の好きなことを学んで夢を実現できるんだ、とすごく明るい気持ちになれますね。勉強をしたり資格を取ったりすることで、新しい仕事や人との出会いが広がっていくかも……と思うと何だかわくわくしてきませんか? 人生は長いです。40代で「もう私の歳じゃ何もできないかも」なんて思うのはもったいない! これからもまだまだいろいろなことにチャレンジして、毎日を楽しんでいきたいですね。
参考・文部科学省「教員免許」
参考・文部科学省「特別支援教育支援員」
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