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食べられる宝石みたい!お取り寄せ可♡七夕にもぴったりの美しすぎる和菓子

ときめくモノには理由がある。Sheage編集部が毎月、今心ときめくモノをpickup!今月は「透けて見えるアートな世界!キラキラ透明和菓子」をテーマに、透明な中にアートを感じる和菓子をご紹介。第一弾は、まるで夕陽に染まる夏の空!島根県松江の老舗「風流堂」の棹菓子「あまの川」をご紹介。

もはや芸術品。美透明感溢れる美しい和菓子

photo:Sheage編集部
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暑い季節に食べたくなるのは、透き通った印象でつるんとした食感のお菓子ではないでしょうか?ゼリーやプリンなどもありますが、和菓子は透明感の中にストーリーを感じられるものが多くあり、見た目から大いに楽しませてくれます。それは清涼感を与えくれるだけではなく、どこか神秘的なものも。職人さんの繊細な手仕事と意匠によって表現される表情豊かなお菓子は、まさしく食の芸術品です。

Sheage編集部スタッフが心惹かれたものをご紹介するpickup記事。今月は和菓子をキャンバスに見立て、アートな世界観を作り出しているものを取り上げていきたいと思います。

今回フィーチャーするのは、「こんなの見たことない!」と目が釘付けになった棹菓子。さまざまな色が溶け込むグラデーションに星が浮かぶ「あまの川」です。

まるでマジックアワーの空の色。星が輝く棹菓子

photo:Sheage編集部
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島根県松江市の老舗和菓子店「風流堂」が、キラキラとした夏らしい棹菓子を作りたいとの想いで生み出したあまの川。神秘的な夏の夜を表現しているものですが、赤やオレンジ、紫など色とりどりで、まるでマジックアワーの空のよう!その上に天の川の星屑のようなきらめきも重なって、眺めていると吸い込まれそうになります。

お祭りがあったり花火が上がったりする夏は、日が沈んでも熱気のある空気が残り、夜空も真っ暗になりきっていないように感じることはありませんか?そんな夏の夜の不思議な感覚を表したような幻想的なお菓子です。

職人の手で生み出される色と味の重なり

photo:Sheage編集部
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寒天を溶かし、砂糖や水あめを加えて煮詰めて固めて作られる透明の錦玉羹(きんぎょくかん)と、羊羹を重ねてあります。200本(ハーフサイズ)を作るのにかかるのは約6時間。

錦玉羹の美しい色合いは、さまざまな色の羊羹を何層にも分けて配置することでできるのだそう。ゲル状の寒天(錦玉)を型に流し入れ、あらかじめ作っておいた星型の羊羹や色をつけたさいの目状の錦玉を幾重にも重ねていき、最後に羊羹を入れて固めます。ちなみに、キラキラと細かな光を放つのは金箔というからなんとも贅沢!

下層の羊羹は、風流堂の銘菓のひとつである自然薯の皮のお饅頭、「朝汐」にも使われている、北海道小豆の皮むき餡でできた「朝汐羹」です。

photo:Sheage編集部
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それぞれの色をどんなバランスで加えれば美しくなるか、何度も試作を重ねてたどり着いたという錦玉羹のこのグラデーション。

カットして断面を見てみると、上の錦玉羹はとても透明度が高いことがわかります。下方にいろんな色が集まり、さらに羊羹が重なっていることで、上から見下ろすと特に赤みが強く見えるようです。食べる前に、いろんな角度からじっくり鑑賞したくなりますね。

この錦玉羹は、一般的なゼリーよりもほんの少し硬く、プルンとした弾力があります。下の朝汐羹は重たすぎない軽めの食感の羊羹ですが、あっさりとした味わいの中に小豆のコクも。2つを同時に口に入れると、錦玉羹の爽やかな甘みと朝汐羹のふくよかな甘みが重なります。

ハーフと1本サイズあり。和の趣きある包みで贈り物にぴったり

photo:Sheage編集部
photo:Sheage編集部

パッケージの包み紙は、松江市を南北に分けるように流れる大橋川に掛かる橋で、日本百名橋にも選ばれている松江大橋が描かれたもの。それをはがすと、中からは水彩画のような淡いグラデーションが美しい懸け紙の箱が現れます。さらにこの箱を開ければ、色とりどりのあまの川のお菓子が登場。贈り物にすれば、歓声が上がること間違いなしです。

ちょっとしたお土産にもしやすい12.5cmの長さのハーフサイズと、それを2本セットにした1本サイズがあるので、贈る先の人数に合った大きさを選べます。

あまの川
ハーフ 864円(税込)
1本  1,620円(税込)
※販売期間は6月初旬〜8月中旬

松江を代表する銘菓を作り続ける老舗「風流堂」

photo:風流堂
photo:風流堂

あまの川を作っているのは、京都や金沢と共に「日本三大菓子処」に数えられる島根県松江市にある風流堂。1890(明治23)年に創業し、京(上方)菓子や江戸菓子など各地の職人を招いて習得した技法と味を守り続けている老舗です。

photo:風流堂
photo:風流堂

松江に茶の湯の文化が根付くきっかけとなった人物とされる江戸時代の大名茶人・松平不昧公(ふまいこう)が茶会に用いた「山川」をはじめとした銘菓や、カステラ・シベリアなども販売しています。昔ながらのお菓子も洋風のお菓子も、たくさんの人を笑顔にしてくれるものばかり。
県内に3つの店舗と複数の取り扱い店があり、公式サイトからお取り寄せすることもできます。夏の夜を表した美しいあまの川などを、ぜひあなたも召し上がってみてください。

年間1000ブランド以上を取り上げるSheage編集部が毎月「心ときめくビジュアルのもの」を選ぶ「#Sheage編集部セレクション 」。
今月は「透けて見えるアートな世界!キラキラ透明和菓子」をテーマに、アートを感じる和菓子たちをセレクト。
次の記事も楽しみにしていてくださいね!

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