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<お金の後悔>子どもが小さいうちに貯金しておくほうがいい!わかっているけど現実は……?

節約・マネー
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生活費や住宅ローン、車代、おもちゃ代、洋服代、教育費と、子育て世帯は何かとお金がかかるもの。子どもの進学先や地域にもよりますが、特に塾代や大学進学の際にはお金がかかるイメージがありますよね。そんな中、ママスタコミュニティには高校生と大学生のお子さんを持つママからお金に関する投稿が寄せられました。

『2人とも私立、強豪部でなんだかんだお金が飛んでいく。家族の外食やお出かけ、夏休みに子どもだけで遊びに行くお金。更に冠婚葬祭や修繕など増えていく。母や姉から「子どもが小さいうちにお金貯めておきな!」って言われて「なかなかできないなー」なんて思ってたけど大切だったと痛感している』

これまで特に贅沢や旅行をしてきたわけでもないものの、常に「お金ないなー」と思いながら生活をしてきたという投稿者さん。しかしお子さんたちが大きくになるにつれて支出がどんどん大きくなってきていることから、「子どもが小さいときがお金の貯め時」とお母さんとお姉さんに言われてきた意味を最近になって理解していると言います。「もっと貯金しておけばよかった」と後悔している投稿者さんに対して、ママたちからはどのような声が集まったのでしょうか。

「貯金したほうがいい」とわかっていたけど現実的に無理だった!

『わかるけど現実的に無理だった。家買ったり車も買い替えたり。それに子どもが小さいときは世帯収入も少なめだったし、貯金中心には生活できなかったよ』
『若いうちは給料も少なくて生活だけでいっぱいだった。私も同じように言われてたけど「無理だよ」って思ってた。中学生くらいから貯められるようになってきたけど出ていくお金も多くなる』

投稿者さんと同じように、先輩ママや親戚などから「子どもが小さいうちに貯金をしておいたほうがいい」という言葉をかけられたママも多いのではないでしょうか。そのアドバイスは、まだ教育費や生活費にそこまで大きなお金がかからないうちに、なるべく貯金をしておいたほうが後から楽になるという親切心によるものでしょう。実際に投稿者さんと同じようにこのアドバイスを受けたことがあるママは多かったものの、「わかっていたけど現実的に無理だった」という人は少なくありませんでした。アドバイス通りに実行できなかった理由としては、年齢が若かったが故にお給料が少なかったり、子どもが小さかったからこそママは仕事をセーブせざるをえなかったり。はたまた教育費以外にも住宅費や車代などさまざまなところで出費が重なったりといったコメントが見受けられました。

『「あれやりたい」、「ここ行きたい」って我慢しない生活してるのも原因だよね』
『「子どもが小さいうち」って考えると焦るけど生活レベルを上げない努力も将来に繋がるよと言いたい』
『児童手当貯金しとくんだった。「臨時収入だー」って使ってたわ』

また貯金ができなかった原因として、経済的に困窮していなかったが故に生活レベルを下げなかったり日々の小さな贅沢を積み重ねたりしていることを指摘するママもいました。また自身の経験として毎月支払われる児童手当を貯金せずに使ってしまっていたことを後悔しているママも。貯金は一朝一夕でできるものではありません。子どもが小さいうちから少しの我慢やコツコツとした積み重ねがあれば貯金できたはずと考える人は多かったです。

貯金も大事だけど旅行やおでかけで子どもたちと思い出を作ることも大事では?

『お金を貯めることも大事だけど旅行とか遠出とか小さいうちにしかできないことをしてほしい。子どもにとっても親にとっても思い出はいくらお金あっても買えないよ』
『子ども達が小さな頃は収入もなかったし貯めるより旅行や遊びに使ってよかったと思ってるよ。貯めるのも大事だけど思い出作りも大事。大きくなると旅行もいけなくなってくる』

一方で「子どもが小さいうちにしかできないことを経験することも大事」という意見もありました。お金を貯めようと思うと支出を減らして収入を増やすしかありません。そのため家族旅行やおでかけを控えたり、仕事に多くの時間を割いて子どもとの時間をあまり取らなかったりすることもあります。「思い出はお金では買えない」という意見もありました。貯金よりも子どもが小さいうちにしか作れない思い出にお金を回すことは決して悪いことではないのかもしれませんね。

『親の世代は子どもが小さいうちに貯められるくらい収入があったのが当たり前だったのかもね。今はそういう余裕もない家が多いと思う』

また投稿者さんがお母さんとお姉さんから言われたアドバイスを「その通りにすればよかった」と後悔している点については、「自分ができなかったからこそのアドバイスでは?」「昔は当たり前だったけど今は状況が違う」といった意見もありました。ママの親世代が子育て真っただ中だった頃と現代では、お給料や物価、大学の学費などは大きく違うでしょう。昔の子育て世代が頑張ればできていた貯金も、現代の子育て世代が同じ努力をしてもなかなか同じ程度の金額を貯金するのは難しい現実があります。自分よりも上の世代の人からのアドバイスとして素直に聞き入れたいものの、それができないからと言って自分を責めすぎる必要もないのではないでしょうか。

結局、一生頑張って働いて貯めていくしかないのかも

『自分達が後々子ども達に迷惑かけない程度にやってくしかないと思うよ』
『ないならないなりに手が離れてからシャカリキに働くしかないんだよね』
『教育費は頑張って貯めたし、ローン繰り上げがんばってもう後少し。でも次は老後資金! 「貯めどき」とかいうけど、結局ずっと貯金貯金の人生だよ』

「子どもが小さいうちに貯金をしておいたほうがいい」というアドバイスに対して、ママたちの後悔やリアルな家計状況などが垣間見えた今回の投稿。貯金が少ないのに子どもの進学や習い事などでお金がかかってくる状況になったらと、今から不安を抱くママもいるかもしれません。しかし結局そのときになったら、がむしゃらに働いたり教育ローンや奨学金を検討したりするしかないでしょう。また「教育費を貯めても住宅ローンや老後資金が待ってるから一生貯金の人生だよ」という意見もありました。さらには「一生懸命働いても、子どもが小さい頃は若くて低収入、幼稚園や小学校に入れば習い事や塾代、中学校からはお小遣いや場合によっては学費がかかり続ける。結局いつが貯めどきなの?」というコメントも。

子育て世帯にとってお金の問題は自分たちの生活だけでなく子どもの進路に直結するため、常に頭から離れることのない関心事です。もちろん貯金は多いに越したことはありませんが、なければないで仕事や節約をしてなんとか乗り越えていくしかないですよね。また子どもの教育費が終わっても自分たちの老後資金のことも考えていかなければならないのも事実。そう考えると、「子どもが小さい頃に貯金できていなかったけど、今から頑張ればいい!」とある意味では前向きになれるのではないでしょうか。そしてまだ子どもが小さいママは今回の投稿を参考に、今から少しずつ貯金を積み重ねていってみてくださいね。

文・AKI 編集・みやび イラスト・ももいろななえ

イラスト・ももいろななえ

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