料理が好きな人や、自炊を頑張りたいと思っている人にとって、「どのようなキッチンがある部屋に住むか」は部屋選びのポイントになることでしょう。今回は、一人暮らしや二人暮らしに選ばれることの多いキッチンタイプと、レイアウト実例をご紹介します。それぞれのタイプの工夫についても参考にしてくださいね。
キッチンカウンターをダイニングテーブル代わりに
キッチンカウンターをダイニングテーブルとして使うアイデアもあります。通常のダイニングチェアでは高さが合わないため、写真のようにハイチェアなどを用意する必要がありますが、省スペースで食卓をつくることができます。
3:Ⅱ型キッチン
シンクとコンロを分けて設置されたセパレートタイプ。Ⅱ型キッチンは、限られたスペースでも対面式のキッチンが実現します。
ふたり以上で料理するならⅡ型キッチンがおすすめ
Ⅱ型キッチンは広々とした作業スペースを確保できるのが特徴。また、シンクとコンロの移動が身体の向きを変えるだけでできるので作業効率がよくなります。シンクとコンロが分かれているので、ひとりは野菜を洗い、もう一人は食材を炒めるなどふたりで同時に料理を進めたいい人にもおすすめです。
カウンターテーブルを作業スペースに
こちらのお宅は典型的なⅡ型キッチンではありませんが、I型キッチンにカウンターテーブルを組み合わせて2列の配置にしています。調理スペースや配膳スペースが広がるので、料理がサクサク進みます。奥行きが浅いカウンターテーブルなら限られた空間を圧迫せずに置くことができますね。
使いやすくおしゃれなキッチンで料理を楽しく
ご紹介してきたように、キッチンは工夫次第で使いやすくなります。新しい住まいを検討している方や引っ越し予定の方は、希望に合わせてデザインやインテリアを選んでみてはいかがでしょうか。きっと料理をする時間がより楽しくなるはずです。
photo / goodroom journal
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト1級 取得