将来的に必要なお金を今のうちからしっかり貯めていますか? 「老後のことは老後を迎えてから」と考えていては遅いかもしれません。一生お金に困らない人になるにはどうしたらいいのか、気になりますよね。ここでは「一生お金に困らない人」になるためのヒントを紹介します。まずは気軽にできることからはじめてみませんか?
一生お金に困らない人になるには?
まだまだ先の長い人生ですから、「将来のお金のことを考えると頭が痛くなってしまう」という人もいるのではないでしょうか。
5年後、10年後という短中期だけでなく、30年、40年という長い期間で考えた時にも、お金に困らない人になるにはどのようなことに気をつければよいのか考えてみましょう。
1)「若いうちから」を意識する
「お金のことは難しいから……」としっかり向き合うことを避けてしまう人が多いのですが、実は「若いうちほどお金にしっかり向き合うチャンス」なのです。
年齢を重ねるほど、定年までに仕事を継続できる年数が減っていきますし、収入を上げる手段が限られて行きます。年金生活に突入してからでは、健康上の問題も浮上しやすく、さらに収入を得る手段が限られて行きます。
「お金のこと、そろそろちゃんと考えなくちゃ」と思ったその日が、人生で一番若い日です。
「老後のことは老後を迎えてから考えればいい」というのではなく、1日でも若いうちから、将来のことも考えてみてくださいね。
2)お金の計画を立てる習慣をつける
「お金のことをちゃんとしなければ」という気持ちはあっても「なかなか行動に移せない」という人も多いのではないでしょうか。「どんぶり勘定でもお金が貯まりすぎて困る」といううらやましい家計状況の人ならともかく、ほとんどの人は、無計画にお金を使うと「金欠」になります。
計画を立てていないから、何にいくら使ったかもわからず、どこをどうしていいかもわからなくなってしまうのです。そのようなことを防ぐために、ぜひお金を使う前に、お金の計画を立てる習慣をつけることをおすすめします。
おおまかにざっくりとした計算で構いませんので、「いくらの収入があっていくらの支出がある」程度の足し算引き算を行う習慣をつけましょう。1度始めると、安心してお金を使うことができるようになるため、将来的にお金に困る可能性もぐっと減っていきますよ。
3)根拠のない「楽観主義」を捨てる
「今のままでは良くない」とうすうす感じていても、「きっとなんとかなるだろう」と根拠のない楽観主義を捨てられない人がいます。現実と向き合うことを避け、「目の前のことだけ何とかすればいい」といった短絡的な思考になってしまうと、いつまでも根本的なお金の問題は解決しません。
もちろん将来の不安ばかりを考えて、今の生活を楽しむことができないのもつまらないものですよね。悲観的に傾きすぎないよう、楽観的な思考で今の生活を楽しみつつ、将来の不安にも備えるバランスのとれた生活を送ることができるように調節しましょう。
4)生活レベルはひとつ下げておく
一般的に、子どもが大学を卒業するまでは、年齢が重ねるほど支出は年々増加していくものです。年々増加する支出にたいしてどんぶり勘定を続ければ、いつのまにか慢性的な赤字家計になってしまうもの。
そのような慢性的な赤字家計にならないコツは、子どもが少なくとも高校生になるまでは、年間100万円以上の貯蓄が可能な家計を維持すること。年間100万円以上の貯蓄が可能な家計を維持するには、月8万円前後の貯蓄が必要になりますから、必然的に生活レベルも上がりすぎません。
生活レベルを少し控えめにしておく習慣がつくと、収入が急に減ってしまった時にも対応しやすくなります。
5)「運動」の習慣をつける
一生お金に困らない生活を送るためには、なによりも健康を維持することが大切です。もしお金に困ることがあっても、健康なら働いてある程度の収入を得ることができます。
しかし、健康に不安があると、思うように仕事に出ることができないことも多くなり、医療費が増加するだけでなく、根本的な収入の減少にもつながりかねません。そのような健康の不安をできるだけ少なくするために大切なのが「運動」です。
なかでもジョギングや散歩など、お金をそれほどかけなくてもできる「運動」は、健康維持のためだけでなく、節約をする習慣にもつながります。「定年して時間ができてから運動に取り組もう」と考えてしまう人も多いのですが、若いうちから少しでも運動をする習慣をつけ、健康に気を配るようにしておきましょう。
忙しくて運動をする習慣を持つことができないなら、エレベーターではなく階段を使う、車ではなく自転車を使うなど、普段の生活に取り入れやすいことからはじめてみるのもお勧めです。