今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
24時間の明晰夢
今週のみずがめ座は、いつも以上に「夢」を深めていこうとするような星回り。
村上春樹の『ねむり』という短編小説のごとし。「眠れなくなって十七日めになる」という一文から始まるこの作品は、夫と息子のいる平凡な主婦が主人公で、あるとき密かに不眠になったことで生活が一転していきます。
彼女は全く眠れないにも関わらず「私」の意識はどこまでも明晰で、体もむしろ以前より元気なくらいであることに違和感を覚え、「死ぬということが、永遠に覚醒して、こうして底のない暗闇をただじっと見つめていることだとしたら?」と自問するのです。
あなたもまた、日ごろの浅い夢から深い夢へと移行していく必要性に駆られていくことがあるかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
走馬燈視点
今週のうお座は、のちに走馬燈で振り返られるだろう光景のただ中に、臨んでいかんとするような星回り。
『運動会今金色の刻に入る』(堀内薫)という句のごとし。活気あふれるイベントのさなかに、はやくも金色の秋の日差しがかかって、選手たちの影が長く尾を引いている。
それは華やかな気分の中に差し込む一種の衰亡感であると同時に、終わりを意識したことで俄然燃え上がるいのちの煌めきでもあり、両者が混然となってそこに居合わせた人びとに特別な刺激を与えていくのです。
あなたもまた、さながらリレー競争のスタートラインに選手として立ったつもりで、そんな特別な瞬間を心に刻みつけていくべし。
こちらの画像をタップしてね!
isuta毎日占い(毎日更新)
isuta恋愛占い(毎月1日、15日更新)
isuta週間占い(毎週日曜日更新)
isutaの運勢グラフ(毎月1日更新)