挨拶やお祝い事、接待などのシーンに欠かせない手土産。いちごの酸味と餡の甘さがベストマッチないちご大福は、老若男女に愛される鉄板和菓子として定番です。その中で特に人気を集めるのが、1日に3800個を売り上げることもあるという御菓子司 翠江堂の人気商品「苺大福」です。
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今回の推薦人
macaroni編集部 / 田上 大輝
フードフォトグラファーとして写真を撮りながらも、取材・執筆も担当するライター兼カメラマン。クリエイションが感じられる料理が好き。得意料理はガパオライス。
1日に3800個売れる、御菓子司 翠江堂の「苺大福」
いちご大福は見た目のかわいらしさ、いちごがまるごと入った贅沢な味わいで、子供から大人まで幅広い世代に愛されています。手土産に渡せばきっと喜んでくれること請け合いです。
そんな中でも屈指の人気を誇るのが、創業70年を超える老舗和菓子店「御菓子司 翠江堂」の苺大福。多い時には1日に3800個も売れるそうで、口コミでは「都内のいちご大福ではNo.1」と評判です。東京でNo.1のいちご大福……是が非でも食べてみたい……!ということでいったいどれほどおいしいのか、実食レポートでご紹介します。
いちごの酸味、餡の甘さ、餅の食感が三位一体
御菓子司 翠江堂3代目店主の厚海希衣さんにお話を聞いたところ、いちごは品種にこだわらず、ほどよく酸味があって粒の大きなものを使用しているとのこと。まん丸に形が整った苺大福はおよそゴルフボールほどの大きさで、てっぺんにはうっすらと紅色の影がのぞいています。
生地には新潟産の餅粉を使っていて、薄くて柔らかい食感にこだわっているんだとか。手に持ってみると、たしかにみっちりとした密度と餅の柔らかさを感じられます。
半分にカットするとまず驚いたのは、いちごの存在感!餡と餅に比べると大きな割合を占めていて、粒の大きさに贅沢な気持ちになります。翠江堂の苺大福はその日に作られたものを店頭に並べているということもあり、いちごのみずみずしさも見受けられます。
まじまじと眺めるのはここまで。もちっと柔らかい餅を掴んでかじりつくと、爽やかないちごの果汁がジュワッと弾けました。ほどよい酸味をこしあんの優しい甘さが包む、その見事なハーモニーがたまりません。
生地は程よい薄さともちっとした食感。きっと生地が薄すぎても厚すぎても、固すぎても柔らかすぎてもダメ。食べた人でしかわからない、この絶妙な厚みと柔らかさがおいしさの秘訣なのかもしれません。
「THE いちご大福」と言えるのでは...?
「いちご大福」が考案されたのは30年ほど前。まだ歴史は浅い和菓子であり、見た目も味もさまざまないちご大福が売られていますが、「これがいちご大福だ。」と言い切りたいくらいのとびきりのおいしさでした。
この苺大福には様々な作り手のこだわりが詰まっていますが、遊び心も忘れていません。翠江堂では罰ゲームやドッキリにぴったりな「わさび入り苺大福」も販売しています。流石に手土産にわさび入りは良くないですが、これほどおいしい苺大福ならわさびが入っていてもおいしいかも……?
こんな時の手土産におすすめ
・取引先相手への手土産に
オフィス街にあるので、取引先の手土産にぴったり
・親戚や家族への手土産に
老舗和菓子店の手土産で、印象◎
・予算を抑えたい時に
いちご大福はひとつ200円(税別)。人数によっては1000円以内でおさまる
店舗情報
構成・文・写真:田上 大輝(macaroni編集部)
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承下さい。