「お弁当」づくりが得意なインスタグラマー100人でつなぐリレー連載。お弁当箱という限られた空間に、自分だけの小宇宙を表現する「料理上手」さんたち。今回は、毎日心をこめて愛妻弁当を作っているayumiさんのお弁当をご紹介いたします。
マカロニメイト
今日の料理上手さん
@ayumi.kizakiさん
どこかほっとするような、着飾らないお弁当写真を投稿しているayumiさん。毎日のお弁当写真と同時に投稿している愛猫の投稿も、フォロワーから人気を博している。
だから、やっぱりお弁当が好き
ーーお弁当づくりを好きになったきっかけや、できごとを教えてください。
「私の一日は、お弁当作りからはじまります。結婚したら愛妻弁当を作ってあげるのが夢だったので、早起きして台所に立ってきました。欠かすことのない夫の『美味しゅうございました』がなによりの労いとなり、その繰り返しでもうすぐ31年になります。
そして、そんな私たちの背中を見ていてくれたのか、娘も旦那さまに作ってあげているし、息子もお嫁ちゃんに作ってもらっています。息子は『美味しゅうございました』まで真似ているようです(笑)」
「お弁当」のこだわり、あれこれ
ーー日々お弁当をつくるうえで、心がけていること、大切にしていることを教えてください。
「お弁当とは、白ごはんに梅干し..…がお決まりと思ってる昭和弁当世代の夫。パンや麺類にすることはありません。そして母の教えを守って、必ず朝炊いたごはんを詰めます。
美しい飾り付けはできませんし変わり映えもしませんが、メインを肉類・魚類と交互にし、魚類ではししゃも・塩鯖・鮭をよく使います。卵料理も少しずつ変えて一週間をやりくり。そして、冷めてもおいしいお惣菜で脇を埋めます。たま〜にお稲荷さんなんかして、頑張ってる振りもします(笑)」
たどり着いた、このひと箱
ーー愛用のお弁当箱を教えてください。
大館曲げわっぱ
「結婚当初はアルミの弁当箱を使っていました。曲げわっぱに憧れて、最初に購入したのが、『小判弁当・中サイズ』です。見た目が最高に好きですし、詰めやすくて気に入っています。夫は『はんごう二段曲げわっぱ』がいいとか……。理由は鞄が膨らまないからだそうです」
わたしにとっての名作劇場
ーーこれまでつくったなかで思い出に残っていたり、傑作だったりするお弁当はありますか?
お赤飯弁当
「誕生日や記念日は、お赤飯で祝います。これは、結婚記念日のお弁当です。朝は忘れていたとしても、お弁当箱を開けてお赤飯を見たら『あれ?今日は何の日だったかな?』と思い出すことになり、帰りにお花やケーキを抱えて帰ってきてくれるのです」
頼れるレギュラー選手たち
ーーお弁当づくりに欠かせない、定番のおかずを3つあげるとしたら?
大分名物“鶏めし”
「鶏ももと牛蒡を、油と少量のニンニクで炒めて甘辛く煮ます。炊きたてごはん(水の量を少しだけ抑えたほうが◎)に混ぜるだけ。冷めてもおいしいのでお弁当には最適です。私はいつも、夜のうちに具を煮ておきます」