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脳は老化するのが必然・・・?40代から”進化”させる方法あります!

ライフスタイル

人生100年時代、まだまだたくさん学び直しもしたい! とはいえ、物覚えの悪さ、気力や体力の低下で心細くなる40代。加齢に伴う老化でなく「脳は進化中」という黒川伊保子先生に、目下スキルアップ勉強中の読者と40代の学び方を伺いました。
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目次 ★ 下降線をたどる記憶力......みんな悩んでいた!

★ 下降線をたどる記憶力......みんな悩んでいた!
★ Q.年齢を重ねると、脳は老化するのが必然なのでしょうか?
★ Q. 学生の頃と同じように、反復法ではなかなか覚えられません……
★ Q. やる気も集中力も年齢のせいか、まるで出なくて……
★ 黒川先生の学びのコツを実践!

下降線をたどる記憶力......みんな悩んでいた!

Q.年齢を重ねると、脳は老化するのが必然なのでしょうか?

A. 脳は老化しておらず、むしろ進化しているんです!

40歳を過ぎ、名前が思い出せない、物覚えが悪いなど、以前に比べて記憶力の低下に不安を感じるのでしょうね。けれど、私から見れば、それはあなたの脳が「不必要なことは覚えなくていい」と判断できるように進化し、あなたの思考回路の必要な部分だけ抽出して、大事な思考を素早く処理することに活用できている証。老化でなく、進化です!
そもそも、なんでも覚えられる入力装置としての脳を「頭がいい」というのであれば、人工知能(AI)の研究を長年してきた私からしてみれば、AIのほうが記憶力に優れてます(笑)。むしろ、人生を深く味わい醸成し、その人だけの生き様を表現できる出力性能のいい脳こそ「良い脳」だと考えています。
年齢や成長のステージで脳の性質は異なり、受験勉強のようにたくさんの単語や公式を覚え、物事のあらゆる面を覚える、がむしゃらな記憶力(単純記憶力)においては、15歳でピークを迎え、28歳まで続きます。学生時代と合致するこの時期、勉強することは脳にとっても合理的なのです。
けれども、その後、脳が経験を積み、必要な回路だけを強化するので、40代からは「自分に必要な記憶」だけを素早く取捨選択して、要領よく取り込めるようになります。このため、語学も自分の興味に結びつければ、かえって記憶力アップ。がむしゃらに覚えるのではなく、楽しめば、若い頃よりも本質をつかみやすくなります。

Point ・経験を積んだ40代の脳は、劣化どころか今なお進化中
・思い当たる感覚や経験と結び付けて記憶するとGOOD
・覚えにくいものは捨てていい、脳からのサインかも!?

Q. 学生の頃と同じように、反復法ではなかなか覚えられません……

A. 40代の脳の発達部分をうまく使った学びのコツもあります!

中高生~28歳くらいまでの脳は、何でも吸収して情報をストックする力が旺盛な時期。たとえ興味の薄いテーマでも、物事をあらゆる面で捉え、部品1つ1つを組み立てから行うので、身につきやすいもの。
一方、40代に突入した脳は、若かりし頃の暗記力の良さでは太刀打ちできません。別物なのです。20~30代の経験という柱が既に何本も立ち、40代からはそれに壁を張るかのように効率よく、脳内で必要なもの同士のつながりや世界観の構築が出来上がります。腹にスッと落ちたデータは頭に入りますが、腹に落ちなかったデータは、捨てていいとあなたの脳の回路が判断したのです。
日本将棋界を牽引した米長邦雄永世棋聖は、「若い頃はいくつも手が浮かぶがどれで勝てるか選べなかった。しかし年を重ねてからは、限られた選択肢の中から『これが最善手だな』と直感で分かった」という話もあるほど。脳内に格納した情報を用途に合わせて選択、抽出して活用する能力は、56歳まで進化をたどります。
一見忘れているように思えても、関連するキーワードが出てきたら瞬時に思い出せる力が40代以降の脳には備わっているので、気になる新しい学びに挑戦するには好機です。

Point ・脳内に格納した情報を用途に合わせて抽出できる
・関連ワードとともに思い出せる力が備わっている
・気になっていた学びなら今からが学ぶ絶好のチャンス

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