日本の和を感じさせる美しい包装や、季節ごとのラインナップが人気のアトリエうかいの焼き菓子。今回ご紹介するのは、通年買うことができる塩味のクッキー「ふきよせ 夕暮れ」と「フールセック・サレ」の2品。お酒とともに楽しんでほしいというおつまみ感覚の2品を、実食レビューします。
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今回の推薦人
macaroni 編集部 / 古矢 美歌
フードコーディネーターとしてイベントケータリングも行なっている、macaroniのライター兼編集者。好きなものは、スパイスカレー・お寿司・フランス菓子。
いつもの晩酌を手軽にグレードアップ!
メディアで取り上げられた最新の手土産をもらうのも嬉しいですが、誰もが知っている“名店”の品をもらうのも嬉しいもの。
今日ご紹介するのは洋菓子店「アトリエうかい」の塩クッキー。“うかい”といえば、高級鉄板焼き、とうふ、割烹などが頭に浮かんだかたもいらっしゃると思います。
「アトリエうかい」では、うかいのレストラン部門と同様 “旬の食材を最も美味しく提供する” ことを大事にしており、プラリネやジャンドゥージャのようにナッツから作るペーストや、クッキーの一部に使用するジャムなどの副食材まですべて手作りしています。
今回はそんなアトリエうかいの焼き菓子のなかから“塩味”のものをご紹介。美しいパッケージが人気の「ふきよせ 夕暮れ」と、アトリエうかいの定番、フールセックシリーズの「フールセック・サレ缶」「フールセック・サレ 小箱」を実食します。
「ふきよせ 夕暮れ」
980円(税込)
手のひらサイズですが、6種類のクッキーがたっぷり詰め込まれた「ふきよせ 夕暮れ」。まずは上段にある楕円の3つを左からいただきます。
■オニオンペッパーサブレ
口に入れた瞬間、玉ねぎの甘さがふんわりと広がります。白胡椒のピリピリとした感覚が良いアクセントとなっていて、舌に刺激の余韻が残ります。
■黒胡麻七味山椒チーズサブレ
じゃりっと食感と七味の辛さがクセになる、大人なお味。ビールといっしょに、無限に食べ続けられそう。
■山葵とチーズのサブレ
濃厚なチーズのコクを、わさびの爽やかな辛味がすぱっと切ってくれます。辛味といえど、実際に舌を刺激するような辛さはないので、お子様が食べても大丈夫。
続いて、下段のちいさなお菓子を左から。
■海苔醤油メレンゲ
海苔の味が濃く、醤油の香ばしさがクセになりそう。サクッと噛むと、すぐに口の中から無くなってしまうのが惜しいです。
■人参クラッカー
自然な甘みがやさしく、ホッと安心感のあるお味。良い意味で主張がひかえめなので、他の味の間に食べて箸休めしたいところです。
■ごぼう糖衣がけアーモンド
6つのなかで一番甘みが強いのですが、噛めば噛むほど、ごぼうの深い味わいが感じられます。個人的には大好きな味で、単体で商品化してほしいくらいです。
「フールセック・サレ缶」
2,500円(税込)
こちらは洋風のクラシックな缶に入っています。上段にある楕円の3つを左からいただきます。
■黒胡麻七味山椒チーズサブレ
やはりビールが欲しくなる味。ハイボールなんかもおすすめ。チーズと黒胡麻七味山椒で、かなりコクのある味なので、キリッと炭酸がぴったりです。
■ベーコンポテト&トマトサブレ
カリカリベーコンとほくほくのマッシュポテトを混ぜ込んだ贅沢なクッキー。料理そのものを食べているような不思議な食感ですが、トマトと蜂蜜の甘さも加わり子供が好きそうな味にまとまっています。
■プロヴァンスハーブ&チーズサブレ
マイルドでこっくりとした深みがある1枚。タイムやバジルなど数種類のハーブがブレンドされているので、すっきりとした香りが感じられ、白ワインが欲しくなります。
続いて、下段のちいさなお菓子を左から。
■トマトチーズメレンゲ、トマトパセリメレンゲ
南仏風のトマトソース味がベース。トマトの甘酸っぱさにバルサミコ酢やガーリックの風味が加わって、しゅわっと儚いメレンゲなのに、立派な料理の味が口に広がります。チーズ版とパセリ版がミックスされています。
■枝豆クラッカー
豆自身がもつ旨味・甘み・苦味がちょうどよく止まらなくなりそう。本物の枝豆のごとく、小さいのにしっかりとお酒のアテになってくれる、頼もしい一枚です。
■ごぼう糖衣がけアーモンド
「ふきよせ」にも入っているアーモンドがこちらにも。塩気強めの他の味のなかに、甘みが強く食感もいい糖衣がけアーモンドが入っていると、バランスがよくて嬉しいです。