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エアコン暖房の電気代 じつは約4割の人たちが知らない“事実”があった…

「実家ではストーブだった」人はとくに?兎にも角にもこまめなフィルター掃除を忘れずに。

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全国的にグッと気温が下がり、一気に冬めいてきました。

値上げラッシュに加え節電が呼びかけられるなか、夏に引き続きエアコンの電気代を気にしている人は少なくないはず。

■冷房と暖房、どっちのほうが高いイメージ?

fumumu編集では、全国10代~60代の男女1,000名を対象に「エアコンの電気代は、冬の暖房と夏の冷房どちらのほうが高いと思うか」という意識調査を実施。

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その結果、「冬の暖房のほうが高いと思う」と回答した人が全体で56.9%、「夏の冷房のほうが高いと思う」と回答した人が43.1%となりました。

■冬の暖房のほうが「消費電力が大きい」

夏になると「冷房の電気代」を気にする声が多く上がり、今年は“無理のない範囲での節電”も広く呼びかけられました。

こうしたことから、「夏場の冷房のほうが消費電力が大きそう」というイメージを抱きがちですが、大手空調機器メーカー・ダイキン工業は、「外気温とエアコンの設定温度(室温)が大きいほど屋外と室内の間で運搬する『熱』の量が多くなり、消費電力が大きくなる。冬は外気温が0度以下になることもあり、冬のほうが外気温と設定温度の差が大きくなることが多く、エアコンの消費電力も大きくなる」と説明。

同社が22年1月に行なった調査でも、全体で52.9%の人が「エアコンは暖房使用時のほうが冷房使用時よりも消費電力が大きくなることを知らなかった」と回答したことが発表されています。

■暖房機器は選択肢が多い

夏場の冷房では「つけっぱなしのほうが電気代が安くなる?」「自動運転機能が便利」など様々な話題が飛び交いますが、冬場の暖房に関する議論はそれほど活発にはなりませんよね。

部屋全体を涼しくする機器は「エアコン」ほぼ一択ですが、冬場はストーブ各種など地域や住居によっては様々な選択肢があり、そもそも冬場はエアコンを使わない人が少なくないことも、影響しているのかもしれません。

■「実家ではストーブ」だった人はびっくり?

編集部が話を聞いた30代女性も、「実家にはガスストーブがあったので、冬にエアコン(暖房)をつけたことは一度もありませんでした」と話します。

「実家を出て借りたアパートが『石油ストーブ使用NG』だったため、人生で初めてエアコンの暖房で冬を越したとき、電気料金が気になりました。ネットで調べたら『冷房より暖房のほうが消費電力が大きい』と知り、驚いたのを覚えています。冷静に理屈を考えれば分かるんですけど。あと、ストーブより空気が乾燥するので、人生で初めて加湿器も購入しました」とも話していました。

■冬も「フィルター掃除」を忘れずに

引き続き節電が呼びかけられているなか、無理のない範囲で節電も意識していきたいところ。

いますぐにできる対策としては「エアコンのフィルターの定期的な掃除」が挙げられます。家電メーカーのシャープも公式ページにて「エアコンのフィルターは2週間に1度を目安に手入れ」することを推奨。

手入れしないまま使い続けてしまうと、フィルターにホコリなどがつまり、「冷暖房の効率が低下し余分に電気を消費して、電気代が約5~10%のムダ」になるといいます。年末の大掃除の際にも、忘れずに掃除しておきたいですね。

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