6.5畳の小さなお部屋だからこそ、あえて目一杯好きなものをつめこんで。部屋は個性を表現できる場所、と語るKENさんの一人暮らしの1Kに伺いました。
好きなものを隙間なく並べて表現する「自分らしさ」
KENさんが一人暮らしをしていらっしゃるのは、6.5畳ほどの1K。ご実家を出られて初めての一人暮らしだというKENさん。「自分らしさを表現できる場所にしたい」と、こだわって空間をつくられています。
一人暮らしには6.5畳ぐらいがちょうどいいかな、と選ばれたお部屋。部屋にある家具は、ベッド、一人がけチェア、ちゃぶ台、ハンガーラックと収納棚。
壁には、好きなものを隙間なく並べるようにされていらっしゃいます。ちゃぶ台や、向かって一番右の棚は、ご友人からもらったものだそう。正面のベンチはIKEAのもの。
「狭い部屋だからこそ、置ける場所には自分の好きなものを置いています。ぎゅうぎゅうに置くことで、自分の居心地のいい空間が作れるのかな、と」
棚の上に置かれているマトリョーシカはよく見ると水着の女性。人気イラストレーター MIDORI KOMATSUさんの作品で、後ろに文字が入っており、並べると“HAPPY”になるんだそう。
こちら側には香水や雑貨など。植物は定期的に増やしていっているそう。
お部屋の一角にはコーヒーを淹れるコーナーも。
「味のある」家具、色づかい
布をかけて使っているかなり古いカリモクのチェアも、もらいもの。ハンガーラックの横の棚は、リサイクルショップで3000円で購入。そういうもののほうが、味が出ていいこともあるんだとか。
あたたかみがありレトロな雰囲気の色づかいも印象的。お部屋の真ん中のラグは、メキシコやアジアの雰囲気のものをネットで探して購入。お部屋全体もこの配色からずれないようにコーディネートされているそう。
クッションカバーは古着や古布を使った服づくりをしているブランド「KUON」のもの。
壁にかけられている絵は、ご自身でペイントしたものなんだそうです。
もらいものや、掘り出し物の家具で構成された空間に、自分の好きなものをたくさん置いて「個性」を表現するお部屋をつくられていたKENさん。小さいお部屋だからこそ、暮らしを自分らしく、めいっぱい楽しみたい。そんな気持ちにさせてくれるお部屋でした。
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text : Miha Tamura / photo : @ken_hajime2020