驚安の殿堂「ドン・キホーテ」。無数の品が並ぶあのディスカウントストアのなかで、とりわけ人気が高い商品があるのをご存知ですか?その名も「ドンキステーキ」。酵素を使った特製ステーキソースが味の決め手という、とろけるようにやわらかな食感で知られる一品です。
macaroni編集部
ドンキきっての人気商品「ドンキステーキ」
食品売場もかなり充実している驚安の殿堂「ドン・キホーテ」では、ほかでは手に入らないオリジナル商品も多数取り扱っています。ドンキファンならみんなが知っているような高リピアイテムもたくさんあるわけですが、そのなかにとりわけ人気が高い品があるのをご存知でしょうか。
ひと際目を引く黄色いラベルが目印の「ドンキ(Donkiステーキ)超あらびきペッパー&ガーリック風味」。たれの出荷量日本一の日本食研とドン・キホーテが共同開発し、ミシュラン3ツ星レストランでの修行経験をもつ料理家・深津泰弘さんが監修したひと品です。
人気のひみつは酵素を使った特製ステーキソース。お肉をやわらかくするというこのソースにつけこまれたステーキは、油も味付けもいらず、フライパンで焼くだけでおいしく調理できるといいます。加えて、使われているのはブラックアンガス牛。ここ最近の赤身肉ブームを牽引しているこのお肉は、肉質のやわらかさに定評があります。
うっかり焼きすぎたとしても口福に満ちた食感が保たれるとウワサの一品。いったいどれほど味が良く、かつ素敵な食感を楽しめるのか……。その実態を確かめるべく、MEGAドン・キホーテ渋谷本店で購入、実食してみました。
驚きのやわらかさ……!「ドンキステーキ」を実食
さっそくパッケージからドンキステーキを出してみると、圧力を感じるほどのサイズ感。586g 1,160円(税抜)のお肉は調理作業を近くで見守る編集部員の顔よりも大きく、用意したまな板に乗り切らないほどでした。フライパンに移そうとトングで持ち上げると、先がどんどんお肉に沈み込んでいきます。このやわらかさが加熱したあとも保たれるなら、その食感はまず間違いなく感動的なものとなるでしょう。
ステーキのおいしさを決めるのは焼き加減。より良い仕上がりとすべく、ドンキステーキの焼き方を紹介している以下の動画を参考にしました。
要点は、強火でしっかりフライパンを加熱してから両面を焼き、表面に焼き色がついたら火を弱くしてじっくり熱をとおすこと。最後は完全に火を消して、数分放置して余熱を加えて完成です。
できあがりがこちら!周りには香ばしい焼き目がつき、なかはやわらかなレア状態。焼きはじめからものの数分で大満足の仕上がりとなりました。
さっそく口に運ぶと……、たしかにやわらかい!ふんわりとした歯ごたえで、噛みしめるまでもなく容易に切れ、ほどけるように溶けていきます。スパイシーなソースは肉のうま味を生かすもので、味も香りも主張しすぎず、でもそれがなければなんとなく物足りない……という絶妙なさじ加減。そして、飲み込んだあとに残るのは、次のひと口を誘うようなにんにくの香り。そのクオリティはまさに、お店で出しても通用すると断言できるものでした。
ドンキステーキはアレンジするとさらにおいしい!
白ごはんとは魅惑の相性。「ドンキステーキ丼」
これだけおいしいステーキですから、そのまま食べるだけではもったいない。というわけで、試食後に残ったお肉を使ってアレンジ料理をつくってみました。まずは手軽にステーキ丼。書くまでもないことでしょうが、白ごはんとの相性は抜群です。
ごはんにもしっかりソースをかけて、少し小さめにカットしたドンキステーキをドーンとのっけてできあがり。彩りとしてベビーリーフとミニトマトを添えましたが、これはなんでも構いません。
お肉の油を吸ったごはんと、うま味の塊のようなドンキステーキ。口のなかで混ざり合えば、それはもうおいしいに決まっています。先の試食ですでにお腹が張っていたのですが、気づけば茶碗を鳴らしながらかきこんでいて、あっという間に一膳食べきってしまいました。
お肉たっぷり!「ガーリックビーフチャーハン」
少しだけ手間をかけ、チャーハンにするのもおすすめです。ドンキステーキを細かく切って火をとおし、冷や飯、ミックスベジタブルと一緒にフライパンで炒め、塩こしょうで味を整えたらできあがり。おいしくつくるポイントは、ドンキステーキのトレーに残ったソースをごはんにしっかり混ぜること。あらびき黒こしょうとガーリックで味付けされたソースのうま味で風味豊かに仕上がります。
このやわらかさ、クセになる……!
ドン・キホーテの食品売り場きっての人気商品「ドンキステーキ」。そのおいしさは評判どおり、いえ、それ以上のものでした。ディスカウントストアの商品とは思えぬ極上のやわらかさと、食欲をそそる味・香り。多くのドンキファンがリピート買いしているそうですが、当然と納得できます。
試食を終えた現在、お腹ははち切れんばかりになっているのですが……、そんな状態で「明日また買おう」と考えている自分に驚いています。まさにクセになる食感と味わい。安い言葉で恐縮ですが、食べなきゃソン!と確信をもっておすすめします。
文・写真/植松富志男(macaroni編集部)