今年も残りわずかとなりましたが、新年を迎える準備は万端ですか?年賀状・大掃除・片づけなど毎年の定番に加えて、今年はお金のことも片づけてみませんか? 今回は、年末までにやっておきたいお金にまつわることをご紹介します。
年末までに、“これだけ”はやっておきたいお金のこと
年末まで残りわずか。今年はお金まわりのことも、来年に向けてしっかり片づけておくのはいかがでしょうか。やり残していたお金のことを年末までにしっかり片づけておくと、もしかしたら新年からの金運もアップするかもしれません。
やり残していることがないか、さっそく確認していきましょう。
ふるさと納税
ふるさと納税は、毎年定番にしている人も多いかもしれませんが、今年の分も間もなく終了の時期が近づいてきました。
「毎日忙しくて、そういえばふるさと納税をするのを忘れていた……」なんて人は、急いで駆け込み納税をしておきましょう!
ただし、いくら慌てて納税するからと言って、限度額を超えてしまっては意味がありません。こちらは慌てず、冷静にしっかり限度額をシミュレーションしてから納税を行いましょう。
なお、本当に年末に差し掛かってしまうと、アクセスが集中しすぎてつながりにくい状況になる可能性もありますので、できるだけ早めに対応しておいた方がいいでしょう。
特にボーナスが出たばかりという人は、ボーナスの使い道の一つとしてふるさと納税もおすすめできますので、ふるさと納税のためのお金はぜひ確保しておいてください。
NISAの非課税枠の利用
年末を迎えると、消失してしまうのが、NISAの非課税枠です。こちらもうっかり年を越してしまうと、来年分の非課税枠を使ってしまうことになるので、余っている非課税枠があるなら今年のうちに利用してしまいましょう。
もちろん、非課税枠の限度まで必ず利用しなければならないわけではありませんから、無理をする必要はなく、こちらもボーナスなどの余剰金などを回す程度に考えれば充分です。
また、同時に今年1年でどれくらいの損益がでているか確認することも忘れないようにしておきましょう。短期的な視点ではなく、1年というやや長期な視点に立って投資を俯瞰すると、人それぞれ感じるものが必ずあるはずです。
もし、余っている非課税枠があまりに多い人は、来年は利用額を増やすことができるかどうか、そのためにはどうしたらよいかなどについて検討しておくのも、新年からの投資に役立つはずですよ。
確定申告の準備
サラリーマンとして給料を得ている人は「年末調整」を済ませ、ほっと胸をなでおろしている頃かもしれませんが、年が明けると慌ただしくやってくるのが「確定申告」です。
そもそも確定申告が必要ない人も多いのですが、上記のふるさと納税でもワンストップ特例が利用できない人は確定申告が必要ですし、医療費控除、住宅ローン控除(最初の年)など、確定申告が必要な事項に該当しているのに、うっかり見落としたり忘れたりしている人もいるので注意が必要です。
確定申告を利用する可能性がある人は、今のうちから資料を読んだり、レシートや書類などを集めておいたりすると来年早々、確定申告をする際に楽ができますよ。
手帳や家計簿の準備
新年から必要になる手帳や家計簿の準備も、年末までにはしっかり済ませておきましょう。
手帳は直接お金まわりのことと関係のないように感じるかもしれませんが、時間を上手に使える人はお金を使うのも上手といわれますので、時間のやりくりをするためにも手帳は大切です。
家計簿についても、手書きで行っている人のうち、1月はじまりの家計簿を利用している人は、新しい家計簿も新調しておきましょう。意外と人気のある家計簿は年末年始には品薄になることもあるので、早めに確認しておいた方が良いですよ。
新しい手帳や家計簿を見ると、残り僅かの今年の分の予定の記入や家計簿の記入もきっと楽しみになるはずです。
今年1年の振り返り
家計簿をつけている・つけていないにかかわらず、やっておきたいのは、「お金まわりの今年1年の振り返り」です。
今年1年、家計管理をしっかりしてきた人もしていなかった人も、お金に関してどのような動きのあった1年だったでしょうか?
「今年は受験生がいるので塾の費用が高額だったな。合格したら3月までにこれくらいの学費が必要だな」「今年は思うように貯蓄ができないことが多かった。来年はもう少し支出に気をつけよう」など、反省すべき点は反省し、来年に活かせるようにしておきましょう。
また、「来年は学費が今年よりかかるようになる」「来年は今まで貯めた貯蓄で資格を取得しよう」など、来年の抱負や方針についてもざっくりと考えておくと良いでしょう。
何事も無計画では成功しにくいものですから、お金まわりのことも計画を立てることで成功に近づけることができますよ。