寒くて乾燥した季節は、干し肉作りに最適!干すだけで食感も旨味も各段にアップする、豚肉を使った「干し肉」の作り方をご紹介します。むずかしい工程を省いたシンプルなレシピで、この冬あなたも干し肉作りに挑戦してみてはいかがですか?おすすめアレンジ料理も合わせてご紹介しますよ♪
akiyon
豚肉を干してみませんか?
寒くて乾燥した季節は「干し肉」作りに向いているということを聞き、いろいろな肉で挑戦中の筆者。今回は「豚肉」を使った干し肉を作ってみました。
水分が抜けて旨味が凝縮した豚肉は、食感や味わいも劇的に変化!新しい食材を発見した気分になれます。そんな魅力的な干し肉をできるだけ手をかけずに作る方法と、おすすめのレシピも合わせてご紹介したいと思います。
豚肉に塩をまぶして作る「塩豚」とはまた違ったおいしさに、注目ですよ♪
豚肉を使った干し肉の作り方
それでは「豚肉」を使って干し肉を作っていきましょう。ふと思いついたときや、時間のないときでも気楽に作れるよう、干しっぱなしでできあがる簡単な作り方のご紹介です。
できあがりが半生状態なので、加熱調理をして食べてくださいね。保存は冷蔵庫で、早めに食べきりましょう♪
材料
・豚モモ肉
・塩(必須)
・こしょう、ハーブなどお好みの調味料
・竹ざる、ひもの干し用ネットなどの干す道具
豚肉は脂身の少ない「モモ肉」がおすすめです。塊肉をカットして使っても、あらかじめスライスしてある肉を使っても大丈夫です。干す道具は、ざるや専用ネットのほか、揚げ物をきる網なども使うことができますよ♪
作り方
豚肉をカットします。薄いほど早く干せますが、厚さによって食感や味わいが異なるので、いろいろ試してみると楽しいですよね。今回は「薄切り」「少し厚め」「ブロック」の3タイプを用意しました。
いろいろなジャンルの料理に使えるよう、シンプルな下味をつけます。塩こしょうが中心で、お好みのハーブ類で風味づけをしてもいいと思います。
冷蔵庫に置いておく時間は半日から一日くらい。夕食づくりのときに仕込んでおいて、翌日明るくなってから干し始めると、無理なくスムーズに作業できておすすめです。暮らしのリズムに合わせて柔軟な考え方で干してみましょう♪
冷蔵庫から豚肉を出して、ざるなどに重ならないように並べます。肉はどんどん小さくなるので、あまり肉どうしを離さなくてもOKです。
あらかじめ天気予報を確認しておいて、乾燥した日に干せるように日程を調整します。快晴の日でなくても、風通しのよい場所に干せばよく乾きます。
ざるや網ならテーブルなど高さのあるものの上に置いて干し、専用ネットを使うならざるごとネットに入れたり、クッキングシートなどを敷いた上に並べて干します。
筆者は干し野菜や干し肉を作る機会が多いので、ひもの専用ネットを購入しました。吊るすので風通しがよいうえに省スペース、鳥や虫なども寄せつけず安心して"干しっぱなし"ができるんです。
キッチン用品のお店や通販などで購入可能です。リーズナブルなものが多く、ひとつ持っていると気楽にいろいろなものを"干す"ことができますよ♪
たまに気づいたときに肉をひっくり返して表と裏を干し、豚肉から水分が抜けて好みの状態になったらできあがりです。加熱調理をすることを前提にしているので、半生状態の仕上がりでOK。
筆者は干し始めてから約24時間後に肉を取り込みました。豚肉の厚さによって見ばえや弾力もさまざまで、それぞれどんな味わいなのか楽しみです♪