一昼夜干しっぱなしでここまで干せる!
こちらは塊肉を約24時間干したものです。表面が乾き、押してみるとかなり弾力があります。大きさもずいぶんと小さくなりましたよ。
薄切り肉を約24時間干すとこの状態に。すっかり乾いてカチカチに硬くなっています。すでにカットしてあるので、このまま調理に使えて便利そうです。
少し厚切りにした豚肉を約24時間干した状態がこちらです。表面は乾いていますが中はやわらかさが残り、押すと弾力があります。一番旨味を感じることができそうな仕上がりになりました。
絶品イチ押しレシピ
それでは、干し豚肉で作るおすすめのお料理をご紹介したいと思います。肉のカットの仕方で味わいもさまざま。それぞれに合った調理法を考えてみました。
塊肉をスライスして「干し豚レモン鍋」
干した豚肉の塊をスライスして鍋にしてみました。白菜やもやし、菜の花と一緒に煮てレモンを添えた「干し豚レモン鍋」です。少しの塩と鶏ガラスープの素を足して味を調整し、仕上げにごま油をたらり!
肉はしっかりとした食感で、旨味と塩気が溶け出したスープの味わいは絶品!まるでハムを入れたような独特な風味が食欲をそそります。塊肉は中が半生状態で塩気もほどよく、いろいろなお料理に使えますよ♪
まるでベーコン!?薄切り肉で「干し豚カルボナーラ」
カリカリに干しあがった薄切り豚肉を使って、カルボナーラを作りました。干し肉をニンニクと一緒に炒めておき、卵黄と生クリームを合わせたソースと一緒に、ゆでたパスタと和えます。
干し肉はすぐに火が通り、まるでカリカリに焼いたベーコンのよう!塩気が強いので、カルボナーラソースのようなまったりとした味わいの、いいアクセントになります。旨味と風味も抜群なのでまさにイチ押し。ブラックペッパーをかけて召し上がれ♪
さっと焼いておつまみにいかが?「干し豚中華風炒め」
こちらは、少し厚めにカットした豚干し肉をお酒で蒸し焼きにし、最後にオイスターソースと砂糖を少量ずつ加えて風味づけをした、中華風のひと品。歯応えのある肉を噛みしめれば、旨味を存分に味わうことができます。
干し肉にはすでにきつめの塩気が効いているのでほとんど味つけいらず。厚めの肉でも火の通りが早いので、さっと調理してお酒のおつまみなどにいかがですか?
工夫いらずで作れます
寒い季節に作る「干し肉」は、ほとんど工夫いらずで完成する便利な食材です。特に豚肉で作った干し肉はコク深く、噛み締めたときの弾力と旨味が抜群でおすすめです。
冷蔵庫に眠っている豚肉を発見したら、ぜひ干し肉にしてみてください。思いがけない新しい味わいを体験できますよ♪