今すぐ新しい習慣を始めたい。でも、自分にとって最適な習慣がなかなか絞り込めない…。そんな人は、このリストをチェック。「快」を感じやすい習慣を、メンタルコーチ・ワタナベ薫さんがピックアップ。
“小さなよい習慣”だから、無理なく堅実に定着する!
「習慣」という言葉に耳馴染みはあるけれど、いざ始めようとすると、どんなアクションを習慣と呼ぶのか、また、それが果たして自分を変えるよい習慣といえるのか、初心者にはわかりにくいところ。そこでワタナベさんに作成してもらったのが、おすすめ習慣リスト。
「一見、『こんなに簡単なことでいいの?』と思う人もいるかもしれませんが、そこがポイント。いきなり大きく変えようとすると、その習慣が定着しないまま途中でモチベーションが下がって、挫折してしまうことが多いのです。習慣は定着させてこそ意味を成すもの。そのため無理なく続けられて、『快』を感じるような“小さなよい習慣”をセレクトしました」
朝、昼、夜と自分が取り入れやすい時間帯からピンとくるものを1つ選んで、習慣にしよう。もちろん人によって向き、不向きがあるので、やってみて合わなければ、別の習慣にトライ。
「ここで提案している習慣は、単に心地よいというだけではなく、すべてに目的があります。例えば、朝からやる気スイッチを入れるためのものや、気持ちを整えるもの、また、ものぐさな人に一挙両得の習慣もあります。自分には何が必要か、考えながら取り組んでみましょう。そして何より大切なのは、『行動する!』と決めること。行動は変化を促し、目に見えて結果もわかるようになるはずです」
ここでは、朝の時間帯におすすめのルーティンをご紹介します!
自分を変える習慣 朝
部屋の空気を入れ替えたり、体を動かしたり、一日を快適に過ごすためのスイッチをオン。
おすすめ習慣リスト1:部屋の浄化をする
窓を開け、一日の始まりの新鮮な空気を部屋に取り込もう。その際に、朝日を浴びれば、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌が促されて一石二鳥。空気の入れ替えをするだけでも部屋の浄化になるが、さらにお香やアロマスプレーをプラスして、心を整える朝の儀式に。
おすすめ習慣リスト2:ラジオ体操をする
朝にやる定番の運動といえば、ラジオ体操。ほとんどがストレッチ的な動きなので、寝ている間に凝り固まった体を無理なくほぐすことができる。時間にして、3分ほど。また、ラジオ体操というイメージ自体が、日中の活動へのスイッチとなり、一日を気持ちよく始められる!
おすすめ習慣リスト3:ハーブティーを飲む
西洋の漢方ともいわれるハーブティー。種類によって、メンタルを安定させたり、免疫力がアップしたりと、さまざまな作用があるが、毎日飲まないとそれがあまり期待できなくなってしまう。そのため、飲む時間を決めて習慣にするのが有効。おすすめは朝のひととき。
おすすめ習慣リスト4:15分早起きする
早起きは、朝の時間に余裕を持たせられるのがメリット。ただ、それまでより1時間早く起きるなど大幅に変える必要はなく、15分程度でOK。また、早く起きたぶんだけ読書をする、コーヒーを買いに行くなど、楽しみを作っておくと、早起きが定着しやすい。
おすすめ習慣リスト5:呼吸をする
朝、窓を開けて大きく2~3回。新鮮な空気を体の中に取り込もう。息を吸う時よりも、深く長く吐くように意識しながらゆっくりと。深呼吸は、心身を整えるうえでも基本的なアクション。朝の時間帯に、安定した一日を過ごせるベースを作っておこう。
ワタナベ薫さん メンタルコーチ。美容、健康、成功哲学など、よりよく生きるためのメソッドを発信。著書に『人生の質を高める12の習慣 ライフクオリティ向上プログラム』(大和書房)など。
※『anan』2023年2月8日号より。イラスト・福田玲子 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)