「今日は疲れたー!」と身体が重くだるさを感じることってありますよね。そのまま寝てしまいたい気持ちもわかりますが、その日の疲れはその日のうちにとることをおすすめします。次の日に疲れを持ち越さないための疲労回復ヨガポーズをご紹介します。
疲れの原因は複雑
私たちが日常生活の中で感じる疲れとは一体どこからきているのでしょう。身体を過度に動かし使うことで起きる身体的な疲れは、食事で栄養を補給したり睡眠・休息をとることである程度回復しますが、現代人の抱える疲れの原因はそれだけではありません。
過労やストレス、食生活の乱れ、睡眠不足、自律神経の乱れなど、様々な要因が重なって慢性疲労として蓄積されて行きます。「最近疲れが取れない」「疲れやすくなった」と感じる場合は、まず生活習慣の見直しを意識してみましょう。
睡眠時間は足りているか、バランスの良い食生活ができているかなど、意識して行動することで原因解決につながることもあります。
自分でコントロールできない疲れもある
生活リズムを整えても改善しない場合は、精神的なストレスや自律神経の乱れなど、自分の意思でコントロールしにくいことが原因かもしれません。
できるだけリラックスできる時間や環境をつくり、身体だけでなく思考や感情をお休みさせるための時間を作りましょう。好きな音楽を聴いたり、ゆっくりお湯につかったり、お気に入りの香りで深く深呼吸してみたりなど、リラックスの仕方は人それぞれです。ヨガの呼吸法を用いながら瞑想時間を作ってみるのもおすすめです。
イラストAC
ヨガは疲労回復にも効果的
ひとことでヨガといっても、アーサナや呼吸、瞑想などさまざまな取り入れ方があります。
アーサナがもたらす疲労回復効果
身体をつかってポーズを取るアーサナでは、深い呼吸とともに全身の筋肉をバランスよく使うため、血行促進やデトックス効果を高めて身体の機能改善を促します。また、アーサナで身体を動かすことによって程よい疲れも生じるので、身体的休息が優先されて睡眠の質も高まります。
呼吸がもたらす疲労回復効果
深い呼吸をすることも、呼吸筋を鍛えて全身へ血液や酸素を届ける助けとなります。また呼吸に意識を向けることで今に集中することができ、ざわついた思考や感情を落ち着かせることができます。より深い呼吸をすることにより副交感神経(リラックス神経)が優位になり、自律神経を整えることができるのです。
習慣的にヨガを実践することで、疲労回復だけでなく疲れを溜め込まない・感じさせない身体づくりを目指すことができます。
manami nishita
疲労回復ヨガポーズ2選
三日月のポーズ(アンジャネーヤーサナ)
1.四つん這いになり、右足を手と手の間につき、左足のつま先を立てて左ひざを股関節が伸びるところまで後ろに引く
manami nishita
2.左足の甲を寝かせ、両手を右もも上に置いて上半身を起こす
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3.息を吸いながら両手を前から持ち上げて頭上で合掌をつくり、吐きながら腰を真下に落とす
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4.腰が反りすぎないよう意識しながら胸を天井へ持ち上げる感覚で上半身を反らせ、視線も天井へ向ける(5呼吸ほどキープ)
5.吐きながら両手を足の横につき、四つん這いの姿勢に戻って反対側も行う