【倦怠期22日~30日】習慣に変化をつけよう。
視点をずらして、モチベーションアップ。
不安定期を乗り越えると、次は習慣に飽きてくるという。
「やる気がなくなったり、やっていることに意味を感じづらくなったり、マンネリ化して物足りなさを感じたり。習慣として定着する直前の、最後の抵抗の時期といえます。挫折の可能性がまだ残っているので、上手に乗り切るための工夫が必要です」
ポイントは、習慣に新鮮さを感じるようにすること。
「まずは、身につけようとする習慣はそのままに、環境を変えるなど変化をつけましょう。また、次の習慣を計画するのも有効です。少し飽きがきている習慣が単なる通過点と感じられ、『次はあの習慣化が待っている!』とモチベーションのアップにも繋がります」
Point 1:習慣にアレンジを加える。
アレンジの加え方としては、習慣の内容を変える、あるいは環境を変えるなど。アン子の場合、いつもは家で英文法の参考書を読んでいるので、場所をカフェに移したり、参考書を替えてみたり。また、ご褒美的なアレンジもおすすめで、例えば英語圏の映画を英語の字幕で観るなど。逆に、友だちに習慣化を公言するなど、危機感を煽るようなアレンジでも。
Point 2:次の習慣を計画する。
「倦怠期」になると、その時にやっている習慣に、何かプラスするともっと効果が上がるのではという気づきが出てくるそう。例えばアン子なら、英語の勉強には集中力が必要。そのための手段として、次の習慣に写経を計画するなど。この時点ではプランを立てるのみ。1つの習慣化が完了していない時から欲張って始めると、挫折の原因になるので注意。
古川武士さん 習慣化コンサルタント。「習慣化コンサルティング」代表取締役。習慣化講座、個人コンサルなどを行う。著書に『30日で人生を変える「続ける」習慣』(日本実業出版社)ほか。
※『anan』2023年2月8日号より。イラスト・福田玲子 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)