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北川景子さんのワークライフバランス。「仕事は死ぬまで辞めないつもりです」

子育てに奮闘するようになった現在も、凜とした美しさを輝かせながら仕事にも邁進する北川景子さん。進化し続ける彼女がこれまで重ねてきた決断とそのタイミング、美容に対する考え方などをお聞きしました。

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いろんな決断が、今の私を作ってきた

北川景子が選びとったもの。

私が選んできた道、これから進む道

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<ワークライフバランスの選択>

育児も家事も夫と協力しあいながら。 子育てから学ぶことは絶大です

「結婚と出産を経て、働き方は大きく変わりました。以前は頂いたお仕事を絶対に断りたくなかったけど、今は仕事と同じくらい子供のことも大事なので、時間の制限を設けながら両立するように。ひとつひとつの仕事に対して一球入魂、絶対に爪痕を残したいし、それと同時に子育ても夫と協力しながら。子供から教わることも多くて、それが仕事に生きることも多々。顔はパパに、性格は自分に似ているかなと思うんですけど、割とテキパキした活発な子に育ってくれています。料理は好きだからそんなに苦ではなくて、娘が寝たあとに次の日の朝と昼の食事を作り置き。夫も最近料理をするようになり、1~2品作り足してくれるのでより楽になりました。出産前は大好きな宝塚によく行っていたんですけど、出産後はコロナ禍が重なったこともあって1度も行っていないんです。今はプライベートで時間が作れたら、子供と一緒に動物園や水族館へ。特に水族館は自分も小さい頃大好きだったので、大人になってもこうして娘と一緒に行けるなんて嬉しいなって。子供と過ごす時間はかけがえのない幸せな時間。でも、仕事は死ぬまで辞めないつもりです。舞台などやりたいことがたくさんあるし、大人の恋愛の映画なんかもやってみたい。とはいえ、子供にとっての母親は自分しかいないから、子育てがおろそかにならないように。両親にみてもらう日もあるし、マネージャーにも協力してもらって、今ギリギリ大人の数が足りている感じ。子供を持ちながら働くということがどんなに大変かということを痛感しながらも、周りの力に甘えさせてもらいつつ、楽しく母親をやっています」

自分を許せるようになって楽になった。 ポジティブな夫の影響もあるのかも

「野心の強い時代は今思えばしんどかったです。仕事が欲しいし、負けたくなかった。でも今は家庭もあるし、できる範囲でやろうと思えるように。自分を許せるようになりました。寝ないで頑張る……とか、そういうのももう無理(笑)。体力と気力の限界を知り、その制限の中で頑張れるようになったのは私にとってはすごく大きかったかも。昔は毎日勝負、毎日試合っていう感じで自分を煽りまくっていたし、キャリアが安定するまでは休んだら負け、立ち止まったら終わり。なんて思っていたので毎日疲れていました。地元から出て東京に来ているし、タダじゃ帰れないっていう気持ちも強かったんです。夫からの言葉も実は大きいかも。否定されたことがなく、ポジティブなことしか言わない人なので、私がバタバタしていても“すごいね”なんて褒めてくれるんですよ」

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<美容の選択>

年齢を重ねて肌悩みがないわけではないけれど今の自分、これでいい!って感じです(笑)

「10代でモデルの仕事を始めて髪や肌をケアする生活がルーティンになったおかげで、明らかにコンディションが崩れるようなことはやったことがありません。日焼け止めは毎日必ずだし、メイクを落とさずに寝たこともない。爪の先まで自分の全部が商品という意識は昔からずっと徹底してありますね。でも今は、ある程度諦めも必要。それなりにシワも出てくるけれど、全然シワがないのも変かなって思えるようになりました。その代わり、家でできることはしっかりと。乾燥肌なのでコスメデコルテのイドラクラリティシリーズできちんと保湿。特にアイクリームはたくさん使っています。今は新しく出たONE BY KOSÉのシミ予防を兼ねた美容液もお気に入り。あとは食生活も大事ですよね。肉やパンが大好きだったけど、野菜をなるべく食べるようにしたり、ビタミンも毎日摂取。週1のジム通いも必ず。痩せすぎるとギスギスして見えるので、いい具合をキープできるようにしています。女優という仕事をしていたってずっと若くきれいで居続けるのは難しいから、年相応のあり方を極めていきたいな。できる範囲で手を抜かないように。結論は、今の自分、これでいい!かな。年齢を重ねることを受け入れながら、ちょっとだけ若く見える北川景子を目指していきます(笑)」

MAQUIA 3月号
撮影/酒井貴生〈aosora〉 ヘア&メイク/板倉タクマ〈nude.〉 スタイリスト/多木成美 取材・文/通山奈津子 構成/木下理恵(MAQUIA)

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