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洗濯物につく「花粉の量」が“3分の1”に減る洗濯ワザ #花王担当者が直伝

ライフスタイル

花粉による鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどに困っている方も多いのではないでしょうか。花粉対策は「持ち込まない」「除去する」が鉄則だといわれていますが、洗濯をするときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか? 花王株式会社の担当者に教えていただきます。

教えてくれたのは……

花王株式会社 コンシューマーインテリジェンス室 マネジャー 福地奈津子さん

生活情報サイト『くらしの研究』編集長。研究や商品開発で長年培った知見を、生活者目線でわかりやすく発信している。

花粉のピーク時は、室内干しがおすすめ

花王株式会社の調査によると、室内に漂っている花粉の約4割は、外に干した布団や洗濯ものに付着して部屋の中に入ってきています。

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花王「My Kao」サイト くらしラボ

福地さん「花粉が飛散している季節は、洗濯ものは部屋干しするのがおすすめです。扇風機やサーキュレーターを活用して風を当てると、洗濯ものが乾きやすくなります。
面積が大きく花粉がたっぷりつきやすい布団も、できれば室内で工夫して干せるといいですね。室内の日当たりのいいところに椅子を2つ並べて布団をかけて窓越しの陽を当てたり、この時期だけは布団乾燥機を活用したりすると、室内へ持ち込む花粉量を減らすことができます」

外干しした洗濯ものは、やさしく1枚ずつ花粉を払い落とす

とはいえ、洗濯ものの量が多かったり、洗濯もののサイズが大きかったりと、どうしても外に干したいときもありますよね。そんなときはどうしたらいいのでしょうか?

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福地さん「布団を外に干す場合は、体に触れる面を付着量が少ない内側にしましょう。さらに取り込むときは、洗濯ものや布団の表面についている花粉を上から下へとていねいに払って、花粉を落としてから部屋に持ち込みましょう。
花粉を払うときは、布団たたきなどでバンバンと叩いたり、洗濯ものを振ったりせず、1枚1枚上から下に向かって表面を撫でるように払い落としましょう。少し手間がかかりますが、こうすると花粉を繊維の奥に押し込んだり、撒き散らしたりすることなく、効率よく取り除けます。取り込んだ後に、専用ノズルを使って掃除機をかけるとより効果的です」

柔軟剤を使うと、花粉の付着する量が3分の1まで抑えられる!

また、洗濯するときは「柔軟仕上げ剤」を使用するのがおすすめだと福地さんは話します。

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福地さん「柔軟剤には、静電気を防止する効果があります。静電気の発生を防ぐことで、着用中の衣服に付着する花粉の量を3分の1以下に抑えられます。パッケージに『静電気防止』などと書かれている柔軟仕上げ剤を選ぶとよいでしょう」

柔軟剤を使うだけで衣服に付く花粉が減らせるとは驚きですね。教えていただいた注意ポイントに気をつけて、部屋に持ち込む花粉の量を減らしましょう!

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