トレーニングジムでは運動後に「ちくわ」を食べることが推奨されている!? 意外と知らない栄養素に驚き。
22日、朝の情報番組『あさイチ』(NHK)で、「毎日がみちがえる! たんぱく質ライフのすすめ」という特集を放送。
プロスポーツの現場でも取り入れられているという「魚肉」の疲労回復効果に、司会の博多華丸・大吉の2人も興味津々の様子でした。
■ジムでは運動後に「ちくわ」推奨
同番組によると、たくぱく質のうれしい効果として、「1、朝すっきり起きられる 2、疲れがすぐとれる」の2点があげられるとのこと。
今たんぱく質への意識が高い人たちの間で注目されている食材が、魚肉たんぱく。トレーニングジムでは運動後にちくわを食べることを推奨しており、「食べたらすごく元気になるんですよ。体の回復が早くなって筋肉痛は早く治る気がする」という証言も。
Jリーグ湘南ベルマーレの選手も取り入れており、山田直輝選手は「疲労が残りにくい」「筋肉の回復量が違うと思う」といった感想をのべています。
■かまぼことちくわは純度が高いたんぱく質
かまぼこは、魚から魚肉だけを取り出して水にさらして余分な脂を取り除くという製法で作られており、純度が高いたんぱく質の塊と言えるそう。
さらに、塩を入れてすりつぶすことですり身のたんぱく質が溶け出して消化しやすい状態になり、蒸して熱を加えることで体の中で吸収しやすくなるもようです。
かまぼこの高たんぱく、消化性の高さが疲労回復につながるようで、博多大吉さんは興味深そうに「かまぼことちくわは一緒?」と質問。専門家によると、かまぼことちくわは製造過程がほぼ同じで、どちらも消化吸収が早いそうです。
■たんぱく質の消化吸収率の指標「DIAAS」
さらに専門家は、たんぱく質の消化吸収率などを評価する「DIAAS」という指標を紹介。「DIAAS」が高いものが、体の中で効率的にたんぱく質を作ることができるようです。
また、たんぱく質は吸収されると満腹感が高まる作用もあり、間食の変わりに食べることもおすすめ。
大吉さんは「ちなみにかまぼことかちくわ以外には何かあるんですか?」と質問し、ハム、牛乳、卵なども「DIAAS」値が高いことが判明。上記は、手軽に朝食に取り入れられる食材揃いとも言えそうです。
■前日のおかずの残りものを朝食に
たんぱく質の中には、トリプトファンというアミノ酸が含まれており、これを材料に眠りを促進するメラトニンというホルモンが作られることが分かっています。
専門家によると、メラトニンが作られるまでには半日以上時間がかかり、夜の眠りに備えて朝からたんぱく質をしっかりとることがおすすめ。手間を省くためには、前日のおかずの残りもの(からあげ、鮭、ゆで卵、納豆など)をうまく取り入れることを推奨しています。
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