天下の台所『大阪』。ラーメンも例外にあらず。
みなさんこんにちは、すすれ!ラーメン部、部長清水まやです。
5/26にBAILA7月号が発売されました。ラーメン部として、まあさりんと私が大大大人気店『Ramen Berak Beats』さんにて撮影をさせていただいた様子がのっています。(すごい、うれしい)
ラーメン部を立ち上げた経緯など、元気いっぱい色々お話をしているのでぜひ読んでいただけますと幸いです。
一点だけ、みなさまにお伝えしなければならない点があります。
こちら4月の上旬に撮影を行っており…ラーメンの杯数が『45杯目』と記載されておりますが、5月29日現在の杯数は『72杯』です。(訂正してお詫び申し上げます。)
今回は前回の記事にてお伝えした『大阪の人気店シリーズ』。
大阪は天下の台所と呼ばれるだけあり、とにかく食べ物がおいしいと帰省や出張の度に思います。
そして、東京にくらべて安い。ラーメンだと200~300円くらいお手頃かなと思います。
美味しくてお手頃なんて最高!世にも奇妙なマグカップラーメンからビブグルマン受賞の有名店までご紹介いたします。
よければ食べ歩きの参考になさってください。それではどうぞ。
田中の中華そば/本町
本町から歩いてすぐ。通りを入ったところにあるのが『田中の中華そば』。外から見られることもなくゆっくりと食べられるようにと配慮されたお店には窓がなく、隠れ家的バーのような作りをしてとてもオシャレ。女性が一人でも気兼ねなく訪れることができます。
しかしながら味も丁寧で逸品。大阪の麺好きの友人に二年くらいおすすめされており、満を持して訪れることになりました。
甘味のあるスープと、加水率の高いツルっとした麺は店の雰囲気ともあっておりおすすめ。かなりハイレベルな一杯です。
この日頂いたのは『特製貝そば』(1,300円)。
貝の味が沁み渡る柔らかい味付けのスープは万人受け間違いなし。東京は比較的しっかりと醤油の味が効いたラーメンが多いため、優しい味のラーメンを食べるととても安心します。
透き通った色の優しい味のスープは間違いなく心が穏やかになります。
黄金色のスープには貝の旨味がいっぱい。シジミでしょうか?二枚貝の旨味がかなり強く、甘味が強い柔らかい味がします。全て飲め干せるほどやさしい味わい。
和だしのような上品な味わいのため、トッピングの三つ葉がとても良く合います。
その他味玉やレアチャーシューも抜群のおいしさ。穂先メンマはとても柔らかく、甘味のあるスープとの相性が抜群でした。
全粒粉入りの丸い麺は京都棣鄂製。加水率がかなり高くつるっとした食感でコシがしっかりとあります。ぷるんとしており、スープとの相性も抜群。
関東ではあまり見かけないのですが、関西に来るとこの感じの麺を見かけることが多いため、好きな方が多いのかなと思います。
食感だけでなく、小麦の味もしっかりと感じるところが京都棣鄂さんの麺の良いところ。
友人に強く勧められたのでレアチャーシュー丼を食べたのですが、こちらもとても美味でした。なんせ角切りチャーシューがしっとりジューシーで美味しすぎる。
絶対に一緒に注文してほしい逸品です。
バーのようなお店で食べる一杯は優しくて味わい深い。お店の雰囲気含め全体的にお洒落な一杯でした。
田中の中華そば
住所:
大阪府大阪市西区靭本町1-18-23 ウルトラビル 1F
四つ橋線本町駅28番出口から徒歩3分
定休日:月曜
営業時間:
【火~金】
11:30~15:00
19:00~21:00
【土・日】
11:00~15:00
Cafe&Ramen じんめん /梅田
今や大阪では留まらず、京阪神エリアで圧倒的な人気を誇る『人類みな麺類』を展開するUNCHIグループの新業態『Cafe&Ramen じんめん』はSNS映え間違いなしのマグカップラーメンが食べられる穴場カフェです。
グランフロントの地下1階にありますが、とにかくゆっくりと小腹を満たしながらコンセント完備の場所で作業も出来ちゃうことがポイント。
ラーメン屋さんにPCを持ち込んでゆっくり出来るだなんて新しくないですか?
甘味の強いスープは人類みな麺類を彷彿させるものがあり、お好きな方も多いのではないかと思います。
外装はその名の通り『カフェ』。あまりにもお洒落なので、ラーメンが提供されているとは思いません。
この日は『淡口醤油ヌードル ミニ』(600円)に『チャーシュー増量+3枚』(200円)をいただきました。
(※どうやら新メニューが増えたタイミングでお邪魔したらしく、全ての商品が同一価格のキャンペーン中でした。そのため、値段は今後変わっている可能性があります)
せっかくのカフェということもあり、カフェラテもいただきました。
カフェラテとラーメンの相性は、ビジュアル的にもあまり良く無いと思うのですが、マグカップに入って提供されるので可愛い!無問題!テンションが上がりまくりです。
提供時間までとても短かったのですが、出てきたのは予想以上の本格派ラーメン。流石ラーメン店を展開するグループの手腕を感じます。
麺は丸い中太麺。こちらも『人類みな麺類』を彷彿とさせます。全粒粉の入ったつるっとした食感は、この系列が好みの方なら絶対にお好みかと思います。
何よりもマグカップに入っていることが可愛い。この日はミニサイズを頂いたのですが、小腹がすいているときに丁度良いのかなと感じました。
『人類みな麺類』でも貝だしの効いた薄味の『macro』を注文するため、今回淡口醤油を注文してみましたが、まさしくこの『macro』に似た貝の出汁がしっかりと効いた甘めの優しい味わいのスープでした。
ラーメンだけでも様々なメニューがあるため、全制覇するのにどれくらい時間がかかるだろう。でも頑張ってみたいと思う筆者でした。
Cafe&Ramen じんめん(JINMEN)
住所:大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館 B1F
大阪駅から224m
営業時間:
[月~日]
11:00~22:00(L.O.21:30)
カドヤ食堂 総本店 /長堀橋
今回の遠征で私が最も楽しみにしていたのがこちらの『カドヤ食堂 総本店』。
つけそばの名店として全国から訪れる方が後を絶ちません。
キリっとした醤油のつけタレ、正方形に盛られた美しい麺線は一目見るだけでカドヤさんのそれとわかります。
訪れたのは5月のゴールデンウィーク中ということもあり、ふだん来れない方も訪れていたのか着丼まで二時間待ちでした。しかしながら、空腹を超えた先に待つ感動はひとしお。
時間があるのならばおさえておいた方が良い名店です。
この日は念願の『つけそば』(1,350円)。を頂きました。
阪神のラーメンの相場に比べれば少し割高の印象を受けますが、選び抜かれた素材を使われた一杯は価格以上の満足感。
名古屋コーチンをベースにしっかりと取られたスープは醤油の味がしっかりと立っており、キレのある印象を受けます。
しかし、そんなスープの背景にもホタテや昆布の甘味があるため『ただただしょっぱい』のではなく、『深みがある華やかな味』に昇華されています。
そんなスープにはメンマや味玉などの贅沢な素材がぎっしりと沈んでいます。
なかでもホロホロの豚バラチャーシューは格別。鹿児島産の黒豚は脂っこさも少なく、甘味をしっかりと感じます。
まるで宝探しをしているような気分で、食べること自体もとても楽しめることが特徴です。
本当に何度見ても幸せになる四角い盛り付け。
こんなにも麺線が整っているつけそばの類を他に多く知らないのですが、見た目だけではない充実感がカドヤさんの素晴らしいところ。
この日は『筑後イズミ』と『ミナミノカオリ』と言う小麦のブレンドを使用した特別仕様の麺でした。通常は『はるゆたか』を使用しているようですが、この日の麺は通常に比べてもっちりとした仕上がりになっているようです。
はるゆたかの麺は食べることが多かったのですが、こちらの小麦の麺は食べなれておらず新食感。柔らかく滑らかでのど越しが抜群でした。
沢山の方が訪れる理由がここにあると感服いたしました。
食べ応え、ビジュアルと共に幸せになれるお店はなかなか無いのではないのでしょうか。またすぐにでも行きたいお店の一つです。
カドヤ食堂 総本店(かどやしょくどう)
住所:大阪府大阪市西区新町4-16-13 キャピタル西長堀 1F
大阪メトロ長堀鶴見緑地線・千日前線
西長堀駅 4-A出口より徒歩3分
定休日:火曜日 (祝日の場合は営業翌日休み)
営業時間:
11:00~ (L.O.17:00)