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親が教えられないことこそ!楽しんで“賢く”なる!「スタディ漫画」オススメ21選

エンタメ

『マンガ 面白いほどよくわかる!古事記 』日本人なら知っておきたい神々の話が本当によくわかる!

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日本で最古の物語と言われている『古事記』。世界の始まりから神々の出現、雄略天皇(日本の第21代天皇)の即位まで、古事記の流れと要点が詰まった漫画です。日本に住んでいるとアマテラス、ツクヨミ、スサノオなど、重要な神々の名前は耳にしたことがあると思うのですが、それら多様な神々をドラマチックなエピソードや印象的なビジュアル、相関図で抑えられます。読み方が難しい漢字には読みがなが振られているのも嬉しいポイント!今までなかなか興味を持てなかった神社や関連場所への旅行も楽しめるようになりそう。

マンガ 面白いほどよくわかる!古事記 かゆみ歴史編集部/西東社

【世界史・日本史・政治】知識/雑学は魅力的なキャラたちの力を借りてインストール

『ヘタリアWorld☆Stars』あなたの推しの国は?国の擬人キャラクターなら各国事情も頭に入る!

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この本の登場人物は、各国の擬人化。世界の国々の特徴を抑えた登場人物たちの絡みのなかで、面白おかしく、各国の伝統料理やその国の国民性、国の成り立ちを知ることができます。例えば、イタリアという国を擬人化したらどんな人をイメージしますか?こちらの漫画では、オシャレな服と靴に目がなく、自分の身に着けているそれらをチラチラ見せて好感度をあげながら、身振り手ぶりで何かを訴えてくるひょうきんな男の子“イタリア”が出てきます。イタリアは、自分の家の料理が世界でいちばん美味しいと思っているので、実家でお代わりを要求すると喜ぶという設定です。このように、ドイツ、オランダ、フランス、イギリス、米国、日本などなど世界の国々の特徴を楽しみながら覚えられるので、地理や世界史に役立つこと間違いなし!

ヘタリアWorld☆Stars 日丸屋 秀和/集英社
©日丸屋秀和/集英社

『へうげもの』上司は織田信長、趣味の師匠は千利休という世界線で、歴史と文化を両得!

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この漫画の主人公は下剋上の戦国時代に、織田信長に使えた家臣の古田左介という武士。「へうげる(ひょうげる)」とは、「ふざける」「おどける」という意味で、激しい戦乱の時代に、茶の湯の世界に心奪われ、出世と物、2つの欲に葛藤しながら生きた男の生きざまを表しています。武士の物語でありながらも、芸術に焦点が当てられているところに新鮮さを感じました。歴史を学びながら茶道や、茶器、美術や建築などの日本文化に触れられるところが見どころです。

へうげもの 山田芳裕/講談社 ※電子書籍で刊行中

『恋と国会』政治の世界が急に気になってしまうこと間違いなし

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元総理大臣の孫で、幼いときから政治家になるのが当然として育てられたいけすかないイケメン世襲議員と、日本をちょっとはマシな国にしたいと思って政界にはいった元地下アイドルのふたり。そんなタイプの違う2人が国会で切磋琢磨して“真の政治家”を目指す物語です。政治の闇に痛快に突っ込んでいく元地下アイドルの快進撃と、政界の清濁をあわせのんだ上で彼女をフォローする世襲議員のふたりの関係性が見どころです。公職選挙法や、立法の流れ、国会議事堂の見取り図なども展開され、自然に政治に興味が持てるような内容でした子どもたちにもぜひ読んでほしい漫画です!少々難しい話もラブコメで包んでいる分、楽しんで読めること間違いナシです。

恋と国会 Ⓒ西炯子/小学館

【科学全般】に興味を持つきっかけの種まきを!

『はたらく細胞』人間のからだの仕組みといえば、やっぱりこの漫画!

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ヒトの心臓が動く、呼吸をする、生活をするということがどういう動きで成り立つのかが分かり、自分も含め、人間がどのような仕組みで動いているのかを詳しく理解する一助に。漫画で理解した内容が、ニュースなどで病気や薬品について報道されると、この漫画で得た知識がリンクして子どもはわかるようになったり。ちなみに最近、ニキビケアについて息子にあれこれ原因とお手入れの仕方をアドバイスしたら、「それ知ってる。なんでできるのか、はたらく細胞に説明されていたよ」とのこと。親があれこれうるさく、チクチク言うよりも、漫画に解説してもらうほうが子どもにすんなり伝わっていいこともありますね。

はたらく細胞 清水 茜/講談社

『薬屋のひとりごと』理科の授業で出てくるワードや知識が散りばめられてて◎

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古代中国に似たオリエンタルな雰囲気漂う架空の国で、薬師として働く少女・猫猫(マオマオ)が、後宮を舞台に繰り広げられる世継ぎや后の問題など、権力争いによって起こった不可解な事件を、毒や野草など薬学の豊富な専門知識を用いて紐解いていくミステリー作品。中に登場する難病や謎の症状の解明と治療、薬の知識や現代ではない医療技術が織り交ぜられており、持ち前の知識や好奇心を用いて調査したり依頼をこなしたり、宮廷内の闘争などとも絡めたストーリー展開にどんどんひきこまれていきます。医学、化学、物理学……など、理科の授業で出てくるワードや知識がちりばめられ、小学生ならばかわいらしい主人公と一緒に謎解き感覚で楽しく読破できるはず。最近ではアニメ化されてさらに人気に。

薬屋のひとりごと 日向夏・ねこクラゲ・七緒一騎/スクウェア・エニックス
©2023 Natsu Hyuuga/Imagica Infos Co.,Ltd.
©Nekokurage/SQUARE ENIX
©Itsuki Nanao/SQUARE ENIX

『 決してマネしないでください。』くだらないことでも真剣に追及しようとする姿勢はマネさせてください。

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女子がほぼいない理系の大学(きっと国立の某有名工業大学)を舞台に、最高の頭脳を持った学生や教授たちが、いたって普通にまじめに、でも読者からしてみたら、最高におバカでくだらない実験の数々までもを、専門的で高価な実験道具や機械を使って繰り広げます。凡人ではとてもマネなんかできない、しようとも思わない本格的な内容で、例えば、「スタントマンが燃えても平気な理由を検証する」「切れた蛍光灯をともす」「フライドチキンで骨格標本を作る」など、くだらないことを真剣に追究するウィットさに、科学の歴史はこういうことを真剣に解明しようとしてきた積み重ねだと感じます。単に事象を科学的に説明するだけでなく、それを発見した科学者の裏話までも描かれていて、小学生からでも楽しめる。

決してマネしないでください。 蛇蔵/講談社

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