SNSで編集部の目にとまった素敵な作品を、制作の背景と交えてご紹介していきます。今回は刺繍作家・mogu mogu☺︎さんによる新作「メロンソーダ猫の刺繍ブローチ」です。
作り手は、mogu mogu☺︎さん
日常の小さな「ほっこり☺︎」で、日々の暮らしを心地よくしてくれる刺繍アクセサリーを制作。
mogu mogu☺︎さんが生まれるまで
手芸好きだったお祖母さまから、色とりどりの刺繍糸が入った缶をもらったのをきっかけに、刺繍を始めたというmogu mogu☺︎さん。
ちょこんと佇む猫の姿が愛おしい、どこかレトロな風合いのブローチ。
mogu mogu☺︎
当時思春期真っ只中だったわたしは、色んなことに悩んでいました。そんなときに始めた刺繍。好きな糸色やステッチを組み合わせて自由に表現でき、黙々と集中することのできる刺繍にすっかり夢中になりました。刺繍をすることで自分の気持ちや悩みも整理整頓されていったように思います。
細部までこだわり抜かれたビーズやスパンコール使いが目を惹くブローチ。
mogu mogu☺︎
そんなふうに最初は自分のために楽しんでいた刺繍。作品を見た友人からリクエストをいただいて、インコのブローチをつくりました。完成品を見た友人がとても喜んでくれ、自分のつくったものでこんなに喜んでもらえるなら、もっと色んな作品をたくさんの方にお届けしたいなと思い、mogu mogu☺︎をスタートしました。
色や技法の組み合わせにこだわる
まるで絵を描くように刺繍されたmogu mogu☺︎さんの作品。制作においてのこだわりについてもうかがってみました。
mogu mogu☺︎
身につけているときはもちろん、お家で眺めていても「ほっこり」していただけるような、図案や技法の組み合わせを意識して制作しています。定番商品「うさぎの刺繍ブローチ」では、お耳の部分に別布を使ったり、ふわもこに仕上がる刺繍技法を組みわせたりと、刺繍の楽しさもお届けできたらいいなと思って制作しています。
目が合うたびに癒される、猫の刺繍ブローチ。
「猫とお花刺繍ブローチ・レトロフラワー」
mogu mogu☺︎
またニュアンスカラーをベースとした、落ち着いた色合いの糸色を中心に使い、リネンブラウスなどのナチュラルコーディネートに合わせやすい色合いを心がけています。
新作は、メロンソーダ猫の刺繍ブローチ
mogu mogu☺︎
夏に爽やかさを感じられる図案で新作をお届けしたいなと思っていたときに、メロンソーダのような色合いのガラスビーズや雫型マットビーズを見つけて、これを刺繍と組みわせたら清涼感を出せそうだなと思い図案を描いていきました。