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[スイッチが切れたように体が動かなくなる…]HSS(刺激追及型)HSP「あるある」と対処法3選

精神科で外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーに対してHSP気質に関する発信、書籍刊行など幅広い分野で活動する精神科医しょうさんが、HSPやメンタルヘルスに関する身近なギモンを解説。生きづらいをラクにするためのヒントを連載形式で紹介します。

こんにちは!精神科医しょうです。HSS型HSPとは、変化に富み複雑で激しい刺激や経験を求める。しかしHSP気質の繊細で刺激を受けやすく、感受性が豊かといった両方を持ち合わせている方と言われています。そしてこの「刺激を受け取りやすいが、刺激を求めてしまう」という矛盾した点が、どうしてもHSS型HSPさんの悩みになりやすいんですね。今回はそんな「HSS型HSPさんのあるある」と「自己矛盾への対処法」を紹介したいと思います。

HSS型HSPあるある10選

①会話によっては、とんでもなく退屈する事がある
②スキー、スカイダイビングなどスリルが味わえるスポーツをしてみたい
③長い間家にいると落ち着かなくなる
④新しくて好奇心を刺激するような場所にいたい
⑤不慣れな事、未知な事を楽しめる
⑥普通でないものを見ると、とことん追求したくなる
⑦毎日同じ人と一緒にいると飽きる
⑧新しい分野を探るのが好きだ
⑨日常的なルーティンを避けている
⑩激しく心を揺さぶるアートに惹かれる

このように刺激を求めるチャレンジ力や行動力が高いHSS型HSPさん。ですが合わせてHSPの方が持つ繊細さも持っているため、

「チャレンジをし過ぎて自分に負担をかけ過ぎてしまう」
「行動的になり刺激を求めるが、疲れ切ってしまう..」

このような自己矛盾に悩んでしまう事が非常に多いんですね。まさにこのような状況はアクセルとブレーキを同時に押している状態だと言えるでしょう。ではこの悩みを少しでも解消していくにはどうすれば良いのでしょうか?

2 自己矛盾に悩むHSS型HSPさんへ贈る対処法

①自分が思ってるよりも早く休憩や休みの時間を作る

HSS型HSPさんは次々と刺激を追い求めるため、

「自分が気付かないうちにヘトヘトに疲れ切っていた..」
「急にスイッチが切れたように身体が動かなくなってしまう..」

このように、疲れが限界を超えてしまう事が多いんです。そのため、自分が思っているよりも早く休息や休みの時間を作る事で、限界を迎える前に自分にブレーキをかけることができます。

例えば

・仕事中は2時間に1回はアラームをセットして休憩時間をとる
・作業の合間には必ず深呼吸を行って、リラックスする

など休みを定期的に入れれる工夫をするのもオススメですね。

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②冷静に考える時間を作る

「そうだ!これがやりたい!」このように感じたら、居ても立っても居られず、すぐ行動してしまう。といったHSS型HSPさんも多いです。もちろんこの行動力やチャレンジ精神が、ポジティブな影響をもたらすこともあるでしょう。しかし、オーバーワークや不安の増加といったネガティブな結果に繋がってしまう事もあります。そのため、なにかやりたい!と感じたら時には冷静に考える時間を作るようにしてみましょう。そうすることで客観的に自分を見つめることができ、冷静に自分が取るべき行動を理解することができるはずです。「やりたい!これがしたい!」と感じたら、何回かに1度「いやまてよ..」と考える癖をつけるだけでも、自己矛盾の行動への対処になるはずですよ。

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③同じ感覚を持つ人へ相談してみる

「自分でも分かってるけど、矛盾した行動をとってしまう..」
「相談したいけど、周りに理解をしてくれる人がいない..」

このように一人で悩みを抱えて、自己矛盾から抜け出せないというHSS型HSPさんも多くいます。そんな方は、同じHSS型HSPの傾向がある人に相談してみるのも良い対策になります。そうすることで、まずは自分だけの悩みではない事が分かり安心感が生まれますし、具体的なアドバイスや対処法をもらえる事もあるでしょう。

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まとめ

今日は、「矛盾に悩みやすい?HSS型HSPあるあると対処法3選」のお話でした。「そういえば私もそうかも..」「心当たりがある..」と感じた方もいたのではないでしょうか?そんなあなたの悩みが今回の対処法で少しでも楽になれば嬉しいです。

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