築33年、ちょっとレトロな内装の賃貸のお部屋。原状回復可能なDIYでつくりあげたミニマルでクリーンな空間に、お気に入りの家具だけを厳選した、ギャラリーのような2DKを拝見しました。
DIYで色を整えた、築33年の賃貸のお部屋
nehori さんが暮らしていらっしゃるのは、35㎡ほどの2DKのお部屋。
ご家族と一緒のお家とは別にセカンドハウスとして借りられたというお部屋は、適度な広さがあり、「少し古めで、DIYのしがいがあるな」と思ったことがポイントだったそう。
賃貸でもできる範囲のDIYで、真っ白でクリーンな空間をつくりあげられているnehoriさん。
元のお部屋は、実はこんなに、なんの変哲もないちょっと古めの内装だったのだそう。
床には真っ白なPタイルを敷き、ふすまは外して鴨居や敷居にはマスキングテープを貼って色をグレーに。天井には簡易式ダクトレールをつけて、照明の位置もある程度変えられるように。
木目調だった出窓にもPタイルをぴったりのサイズにカットして配置。丁寧に色を整えることでとてもスッキリとして見えます。
ふすまを外して開けっ放しだった押入れには、「壁美人」のフックでつっぱり棒を吊り下げ、カーテンを設置。カーテンをつけたことで、お部屋の清潔感がより高まったそう。
お気に入りの家具をシンプルに配置して、ギャラリーのように
「今まで、ものが多い部屋に住んでいたので、ものがなるべく少なく好きなものに囲まれた空間で生活してみたいという憧れがずっとありました」とnehoriさん。
DIYでつくられたクリーンな空間には、厳選したお気に入りの家具だけをギャラリーのように配置していらっしゃいます。
大きな家具は購入せず、ちょっとしたものの置き場や食事や仕事のテーブルとしても活躍するスツール、チェアなど、コンパクトな家具のみを選んでいらっしゃいます。
左側手前にあるのは、1953年にデザインされたベルジェスツール。真ん中の「見たことのないデザイン」が気に入ったというスツールは、リセットのバランシングスツール。一番右は、イームズのLCW。ラウンジチェアを導入したことで、休憩中にゆっくりとリラックスできるようになったそう。
照明もこだわって選ばれており、夜の雰囲気も素敵です。
築年数の経ったお部屋でも、こんなふうに理想の空間をつくることができるんだな!と驚きのある nehori さんのお部屋。ミニマルな空間を目指すヒントをたくさんいただけました。
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text : Miha Tamura / photo : @nehori__47