10月1日は「都民の日」。この日は例年、さまざまな施設が入場料無料に!そこで今回は、対象施設の中からオススメのスポットをご紹介。豊かな自然や東京の歴史に触れられるとっておきのスポットに、おトクにおでかけしてみては。
【中央区】高層ビル群とのコントラストは壮観/浜離宮恩賜庭園
日本的な風情が感じられる「浜離宮恩賜庭園」は、潮入の池と2つの鴨場を持つ江戸時代の代表的な大名庭園です。
潮入の池とは、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変える池のことで、現在でも実際に稼働している大名庭園はここだけなのだそう。昭和23(1948)年に国の名勝および史跡に、昭和27(1952)年に国の特別名勝および特別史跡に指定されています。
約3,000㎡の敷地に約30万本の菜の花が咲き誇るお花畑が有名で、黄色い花々と高層ビル群とのコントラストは壮観。秋はコスモスに植え替えられ、コスモスとビル群との共演も見事です。
所在地
東京都中央区浜離宮庭園 1-1
最寄駅
汐留
電話番号
03-3541-0200
備考
※混雑時には入場制限となる場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
【文京区】現存する最古の大名庭園/小石川後楽園
“水戸黄門”の名で知られる水戸藩二代当主・徳川光圀(ミツクニ)が作庭した「小石川後楽園」。
現存する最古の大名庭園で、文化財保護法により特別史跡および特別名勝に指定されています。特別史跡と特別名勝の重複指定を受けているのは、京都市の鹿苑寺(金閣寺)や慈照寺(銀閣寺)など、全国にわずか9カ所だけ。
中国の儒学者・朱舜水(シュ シュンスイ)の意見を多く取り入れて築園されたことから、園内には日本と中国の名所や古典になぞらえた見どころが点在しています。琵琶湖を表現した園内中央の池「大泉水」、中国杭州の西湖を模した「西湖の堤」、水面に映る様子が満月のように見える石橋「円月橋」など、各地の景勝が美しく表現されています。
所在地
東京都文京区後楽 1-6-6
最寄駅
飯田橋
電話番号
03-3811-3015
備考
※混雑時には入場制限となる場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
【文京区】“江戸の二大庭園”に数えられる庭園/六義園
国の特別名勝にも指定されている「六義園(リクギエン)」。5代将軍・徳川綱吉の側用人である柳澤吉保が元禄8(1695)年から7年の歳月をかけて駒込の地に造成した庭園で、当時から“江戸の二大庭園”に数えられています。
園内の造りは「回遊式築山泉水庭園」。中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み、紀州(現在の和歌山県)和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観を八十八境として再現しています。妹山・背山や渡月橋、藤代峠、つつじ茶屋、滝見茶屋など、多くの見どころがあります。
所在地
東京都文京区本駒込 6-16-3
最寄駅
駒込
電話番号
03-3941-2222
備考
※混雑時には入場制限となる場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
【台東区】異国情緒あふれる明治期の洋館を散策/旧岩崎邸庭園
三菱の創業家・岩崎家の本邸として明治29(1896)年に建てられた「旧岩崎邸庭園」。園内には洋館、撞球室(ビリヤード場)、和館の3棟が現存しており、そのすべてが歴史的建造物として国の重要文化財に指定されています。
木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家ジョサイア・コンドルの設計によるもの。イギリス・ルネサンス様式やイスラーム風のモチーフなどを取り入れた豪奢な建物で、近代日本住宅を代表する西洋木造建築に位置付けられています。
所在地
東京都台東区池之端 1-3-45
最寄駅
湯島
電話番号
03-3823-8340
備考
※混雑時には入場制限となる場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
【江戸川区】600種以上の海の生き物に会える水族園/東京都葛西臨海水族園
平成元(1989)年、葛西臨海公園内に開園した「東京都葛西臨海水族園」。地上30.7mの大きなガラスドームが印象的なスポットです。
ガラスドームから館内へ入ると、東京湾から北極、南極を含む世界中の海で暮らす、姿かたちや生き方が異なるさまざまな生き物に出会えます。中でも2,200トンもの水量を誇る水槽「大洋の航海者 マグロ」では、クロマグロの迫力ある群泳を見ることができます。
所在地
東京都江戸川区 臨海町6-2-3
最寄駅
葛西臨海公園
電話番号
03-3869-5152
【調布市】一年を通して美しい花々を観賞できる植物公園/神代植物公園
調布市にある「神代植物公園」は、敷地面積約50万㎡を誇る都内唯一の植物公園。約4,800種類、10万本・株の植物が植えられています。
園内は「ばら園」「つつじ園」「うめ園」「はぎ園」をはじめ、植物の種類ごとにブロック分けされています。“花や緑を楽しみながら植物の知識を深めること”や“日本古来の植物を保存すること”を目的としており、江戸園芸に由来する植物も育成されています。
所在地
東京都調布市深大寺元町 5-31-10
最寄駅
調布
電話番号
042-483-2300
備考
※混雑時には入場制限となる場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。