2023年11月24日(金)に開業する「麻布台ヒルズ」。本記事では、およそ35年かけて開発計画が進められてきた注目スポットの詳細をご紹介します。
日本一高いビルも!商業施設や文化施設が集積する巨大な“街”/麻布台ヒルズ
▲麻布台ヒルズ外観(写真提供:麻布台ヒルズ)
2023年オープンの新スポットとしてかねてから話題を呼んでいた「麻布台ヒルズ」が11月24日(金)、ついに開業!
「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」などを手掛ける森ビルが約35年をかけて開発計画を進めてきたという注目のスポットで、東京メトロ神谷町駅の5番出口直結、六本木一丁目駅2番出口から徒歩4分のところに位置します。
コンセプトは、“Modern Urban Village~緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街~”。
人々が自然と調和しながら心身ともに健康で豊かに生きることを目指しており、中央広場を中心に据えた約8.1haの広大な敷地内には、商業施設や文化施設、ホテル、教育機関、医療機関、オフィス、住宅など多様な都市機能が集積しています。
施設内でもでひときわ目を引く建物が、外苑東通りに面する日本一高いビル「森JPタワー」。
高さ約330m、地上64階建てのタワー内には商業施設や慶応義塾大学予防医療センター、オフィスが入居しています。また、33階にはフランス料理の巨匠、三國清三氏がプロデュースする注目のグランビストロ「Dining 33」もあります。
緑地面積は約24,000m²!中央広場などの豊かな緑に注目
▲屋上緑化が施されたガーデンプラザ外観(写真提供:麻布台ヒルズ)
麻布台ヒルズでは高低差のある地形を生かし、約24,000m²もの緑地を有しています。ヘザウィック・スタジオのデザインによる低層部のダイナミックな建築物と緑が調和する様も美しく、街全体が緑に包まれているような印象を受けます。
とりわけ緑の豊さを感じられるのが「中央広場」。多様な植栽や水辺、合計約1,200㎡の芝生エリアから成る約6,000㎡の巨大空間で、人々の交流や憩いの場となるオープンスペースという位置づけです。
ちなみに中央広場の芝生エリアには、六本木ヒルズの「森美術館」がキュレーションを手掛けたというパブリックアートも点在しているので、ぜひ足を止めて鑑賞を。
さらに中央広場近くには「果樹園」「菜園」も設けられており、温州ミカン、ブルーベリー、レモン、モモなど11種の果樹をはじめハーブやエディブルプランツなどが栽培されています。
その他、街全体に開花時期の異なる桜も植えているそうで、お花見の季節には多彩な品種の桜を2月~5月上旬までの⻑い期間楽しめるようになるとのことです。
商業ゾーンには約150店舗が集結。グルメからファッションまで充実の顔ぶれ
▲©DBOX for Mori Building Co., Ltd. - Azabudai Hills(写真提供:麻布台ヒルズ)
商業ゾーンは「ガーデンプラザ」や「タワープラザ」などいくつかの場所に分かれており、店舗面積約23,000m²にファッション、フード、ビューティー、カルチャー、アート、ウェルネスなどの約150店舗が集結。ショッピングや食を通して充実した時間を過ごせます。
開業時から営業するのは94店舗で、一部店舗は来年以降に順次オープン予定です。
今後の注目は、2024年1月下旬に誕生予定の「麻布台ヒルズマーケット」。約4,000m²の広さを誇る大規模フードマーケットで、生鮮や惣菜、グロッサリー、ワイン・リカー、ベーカリー、スイーツ、フラワーなど日本を代表する34の専門店がそろいます。
話題性もバツグン!チームラボのミュージアムと世界初ラグジュアリーホテル
“街全体がミュージアム”をコンセプトに、芸術・文化が一体となった街を創出するという麻布台ヒルズ。
その中核となるのが「麻布台ヒルズギャラリー」と、お台場から麻布台ヒルズに移転する形で開業予定の「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」(2024年2月上旬開業予定)です。今回の移転により、新たな作品や日本未公開作品も多数加わるとのことなので、期待が高まります。
▲「ジャヌ東京」
最後に紹介しておきたいのが、2024年2月、エリアの一角「レジデンスA」の1〜13階にオープン予定の「ジャヌ東京」。モダンで遊び心のあるアマンが手掛ける新ブランド「Janu(ジャヌ)」の世界初となるラグジュアリーホテルです。
アマン同様、ほかにはないゲスト体験を提供するとともに、アマンの静謐な隠れ家とは対照的に、躍動的なソーシャルシーンを届けるホテルになるとのことです。