シワやシミ・くすみにたるみ、ハリ弾力不足…40代になると徐々に肌悩みが増え、今まで通りのケアでは安定しないことも増えてきます。毎日のスキンケアで必要な美容成分を取り入れて、エイジングケアが叶うなら理想的ですよね。化粧品は日々進化し、次々と新しい美容成分も出てくるので、一体何が入っている化粧品を使えばいいのか見極めるのはなかなか困難に。今回は美容のプロフェッショナルである上原恵理先生に、40代が取るべき美容成分について教えてもらいました。
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教えてくれたのは…
上原恵理先生
形成専門医・美容外科医・美容皮膚科医。2021年3月にクリニック「THE ONE.」を開業し院長に。医師として美容医療情報と正しいホームケアの重要性についてSNSで発信しているほか、正しい美容の普及のためにメディア、執筆、商品開発など幅広く活躍。オンラインストア「Dr.BEAUTOPIA」でプロデュースするスキンケアブランド「Lov me Touch(ラブミータッチ)」と「réveiller (レヴェイエ)」が美容業界でも話題に。You Tube「えりりんちゃんねる」は40代女性にも大人気。インスタグラム:@eri.uehara
40代は、肌の変化が激しい!
「30代前後から、若い頃はなかったシミが出てくるんです。そこから40代になってくるとくすみも気になるように。そして肌のハリがなくなって萎んでたるみが出てきます。だんだんとフェイスラインのもたつきが進行しほうれい線が目立つようになり、それがしっかりと認識できるようになってきます。シミはメイクをしたら隠せますが、たるみはすごく厄介で、メイクでは隠せない肌悩みなんです。肌の角質水分量も減ってくるので、何もしなければ肌は乾燥しますし、毎日のスキンケアできちんと効果的な保湿をしたり、肌悩みに合った美容成分で補うことが大切ですね」(上原先生、以下同)
40代が取り入れるべきは、レチノール
100%レチノール10ml¥4,378(EeNA)
「一番40代こそ取り入れて欲しい美容成分がレチノール(ビタミンA)です。このレチノールは濃度によって効果が違って、低濃度は『シミ・くすみ』に、高濃度になると『ハリ・たるみ』にアプローチしてくれる成分。使い始めると肌に反応が出やすいので、濃度が低いものから順にステップアップして使ってほしいです。低濃度からなら激しい反応は起こらないし、保湿しながら休まず毎日使うのがポイントです。レチノールの濃度は数値が書いていない場合は色を見ると分かりやすく、基本的に黄色が濃いほど濃度が高いです」
シミが目立つならビタミンC
ビタミンC誘導体10ml¥4,378(EeNA)
「ビタミンCはメラニンの生成を抑制し、コラーゲンの産生促進、シミ・シワの改善、紫外線によるダメージの予防や改善などかなりの万能成分です。
ビタミンCにも、ピュアビタミンCやビタミンC誘導体など種類があり、濃度が高い低いというのもそれぞれ変わってきます。ピリッと刺激を感じるものは水溶性で即効性があり、他にも油溶性や両親媒性のタイプがあります。自分の肌に合うビタミンCを見つけてみてください」
シワが気になったらナイアシンアミド
ecliss ナイアシンアミドブースターセラム4.5ml ¥990(EeNA)
「ナイアシンアミドは古くからある成分で、ビタミンB3の一種。皮膚の水分油分のバランスを整えて肌荒れを防ぎます。ニキビやベタつき・テカリが気になる人にオススメです。また、肌のしぼみをケアして弾力を与えてくれますし、医薬部外品はシワや美白に効果があるオールラウンダー成分です。低刺激成分ですが、濃度が高くなると少し乾燥感があることも」