何も考えずに送ってしまいがちな“アレ”。じつは、送られた側を困惑させている場合もあるよう…。
プライベートだけでなく、仕事の連絡にもチャットツールが使われる場面も少なくありません。
人によって絵文字やスタンプの使いかた、その捉えかたが若干異なるため、意図せず相手を困らせている場合もあるようです。
■後輩からの“謎スタンプ”に悩む男性
そんな絵文字の使いかたの悩みについて、今年10月放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)では「職場の後輩からのチャットの返信が、見慣れないスタンプで返ってくることがあり、このイラストは何を表しているんだろうと悩むことがあります」という30代男性の声を紹介。
これに、お笑いコンビ・バナナマンの設楽統さんは「もうあんまり意味はないでしょう」とアドバイスを送り、自身も「訳わかんない『地球』を送ったりとか、最近自分のなかで流行っているのが、ただのデカい赤丸」と、“読んだよ”という反応として送ることがあるそう。
返事代わりに送られてきたようなものは、あまり気にする必要はないのかも…!
■約4割「意味のないスタンプ等で返事」
そこで、fumumu編集部が全国のLINEを利用している男女855名を対象に「絵文字やスタンプの使いかた」について意識調査を行なったところ、全体で38.4%の人が、設楽さんと同じように「とくに意味のない絵文字やスタンプを相手に送ることがある」と回答。
男女別にみると、男性36.7%に対して女性は40.0%と女性のほうがわずかに高い割合に。
■状況によっては不快に「やめてほしい」
しかしながら、時と場合によっては相手を不快にさせてしまうことも。
インターネット上では「遊びの誘いに対して訳分からんスタンプだけ返してるの意味不明だからやめて欲しいわ」「今さら既読付いたと思ってたらこの意味不明なスタンプやめて、ムカつく」「象のスタンプだけを送ってこられるのは意味不明すぎるのでやめてほしい」といった投稿がちらほら。
質問に対して「意味不明なスタンプや絵文字だけで返事をする」ことや、大切な話を絵文字やスタンプではぐらかす行為は失礼であり、気をつけたいですね。
■意外な絵文字が大活躍
その一方で、編集部が話を聞いた30代女性は「一生使わないと思っていた『四つ葉のクローバーの絵文字』が、いま大活躍している」とコメント。
「とくに仕事やママ友とのやり取りは、冷たい・キツい印象を与えないよう、これまでは『!』を多用していました。でも、『!』だけでは対応が難しい場面もあって…」。
「あるとき、息子の同級生のママさんが『四葉のクローバーの絵文字』を使っているのを見て、それ以来私も活用しています。柔らかく優しい印象で『!』よりもハイテンションではない感じが、良いクッションになってくれます」と話していました。
一見何の意味を持たないような絵文字も、相手のことを思って使えば、活かせる場面は色々あるのかもしれません。
■執筆者プロフィール
衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。 不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。